...それは甚だしい誤解である...
石川啄木 「我が最近の興味」
...殊に十二月、一月、二月の候が、最も甚だしい...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...文芸上の天才には時として(敏感性の半面として)甚だしい猜疑の発作があります...
土井晩翠 「漱石さんのロンドンにおけるエピソード」
...その認識方法と認識成果との極度の不定と甚だしい不一致にあると考えられているが...
戸坂潤 「技術の哲学」
...その氷の面には甚だしい凸凹(とつあふ)があり...
豊島与志雄 「北極のアムンセン」
...して見れば甚だしい神経痛を瞬間だけ起すものといってもよかろう...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...まだ彼我の高さの相違が甚だしいため...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...この特異な文化は、甚だしい封建性、我の自覚の徹底的な欠陥など、いろいろ未開民族に特有な属性をもっていた...
中谷宇吉郎 「日本のこころ」
...殊に南北囘帰線間は甚だしい...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...この事情はノルウェイの場合よりもいっそう甚だしいのであり...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...不作の年には甚だしい節約を行っても...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...最も甚だしいものとして私を寂しがらせるからである...
水野仙子 「脱殼」
...甚だしい変態性慾の耽溺者であることがわかった...
夢野久作 「いなか、の、じけん」
...もとより逆の甚だしいものです...
吉川英治 「三国志」
...身のほど知らずも甚だしい...
吉川英治 「三国志」
...悲痛な色のうちにも甚だしい厳粛な気と怒りをふくんでいる...
吉川英治 「新書太閤記」
...敵を知らざることも甚だしい...
吉川英治 「新書太閤記」
...それはそれは甚だしいので...
若杉鳥子 「職業の苦痛」
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