...同様なことはまたデュ・プレルの甚だ興味ある仮説についても言われるのである...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...機関銃の威力は甚だ大きく...
石原莞爾 「戦争史大観」
...もう甚平は、すっかり佐々記者の魔術に懸っているらしい...
海野十三 「地球盗難」
...甚(はなは)だ疑わしいものである...
江戸川乱歩 「接吻」
...甚だ自然の理にして...
高木敏雄 「比較神話学」
...横須賀辺に比べて更に甚(はなは)だしかった...
高浜虚子 「丸の内」
...甚だばかばかしい事になった...
太宰治 「鬱屈禍」
...もしくは不平均を甚しからざらしむるの効用ありしを...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...ましてもっと具体的な社会科学的見解に至っては愈々それが甚だしい場合が多い...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...甚だ矛盾して居るといふことがわかる...
内藤湖南 「維新史の資料に就て」
...山崎は甚だ騒がぬ体(てい)で...
中里介山 「大菩薩峠」
...駒井甚三郎が、耶蘇の教えを、もう少しまじめに研究してみようとの心を起したのは、この時からはじまります...
中里介山 「大菩薩峠」
...叔父のもとでは二人は甚だ愉快な月日を送つた...
長塚節 「芋掘り」
...此(この)僧(そう)は若(わか)いに似合(にあ)はず甚(はなは)だ落付(おちつ)いた話振(はなしぶり)をする男(をとこ)であつた...
夏目漱石 「門」
...その火事の恐怖が私には甚(はなは)だ強い衝動を与えたために...
堀辰雄 「幼年時代」
...画家は多くはその性疎懶(そらん)にして人に頼まれたる事も期日までに出来るは甚だ少きが常なり...
正岡子規 「墨汁一滴」
...頻(しき)りに勧業の事に心を用ひしかば上の好む所下之より甚(はなはだ)しき者ありて地方官の如きは往々民間の事業を奪ひて之を県庁の事業とし以て大官に諂(へつら)はんとする者あり...
山路愛山 「明治文学史」
...なお、林崎甚助自身は、各地を遊歴して、自然、門流のひろまる一方、後年またさらに、鹿島神宮の武林(ぶりん)に入って、天真神道流の研鑽(けんさん)に身をゆだね、元亀何年かには、越後の上杉謙信の幕将、松田尾張守に随身して、戦場をも馳駆したらしいが、謙信の歿後(ぼつご)は、杳(よう)として、その足蹟も定かでない...
吉川英治 「剣の四君子」
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