...海老瀬村その他激甚地の村々を歩いて...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...風雨に甚だ親縁あるものたることは...
高木敏雄 「比較神話学」
...甚だ風采(ふうさい)のあがらないうえに...
田中貢太郎 「涼亭」
...ただの皮肉やアイロニーや甚だしいのになると擽りになる...
戸坂潤 「思想としての文学」
...それとも甚だ不安がられているのか...
戸坂潤 「社会時評」
...風ありしが寒気甚しからず...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...検分なさるがよい」甚三郎が先に立って...
中里介山 「大菩薩峠」
...駒井甚三郎が紙包の上へ...
中里介山 「大菩薩峠」
...駒井甚三郎は燃ゆるが如き熱心を抱いて...
中里介山 「大菩薩峠」
...如来尊号甚分明(にょらいそんごうじんぶんみょう)...
中里介山 「法然行伝」
...甚助と角左衞門の手合せの時...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...甚だ覺束ない有樣です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...顔色甚(はなは)だ蒼白である...
ホーフマンスタール Hugo von Hofmannsthal 木下杢太郎訳 「チチアンの死」
...中には劇毒無類で人畜に大難を蒙(こうむ)らするもあれば無毒ながら丸呑みと来る奴も多く古来人類の歴史に関係甚だ深い...
南方熊楠 「十二支考」
...甚五郎ははやく永禄(えいろく)六年一向宗徒に与(くみ)して討死している...
森鴎外 「佐橋甚五郎」
...甚だ有用で偉大な性能である...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...甚内はすぐ邸内の召使をのこらず庭へ呼び集めた...
吉川英治 「新書太閤記」
...甚だあやしいものである...
蘭郁二郎 「宇宙爆撃」
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