...破損が甚しかつたために...
會津八一 「一片の石」
...――」しかし甚内は黙っています...
芥川龍之介 「報恩記」
...甚(はなは)だ恐縮...
泉鏡花 「いろ扱ひ」
...婦人との共力に俟(ま)つものが甚(はなは)だ大であると思う...
大隈重信 「現代の婦人に告ぐ」
...それが甚だしいように思われます...
太宰治 「女の決闘」
...色男にとって甚だ不吉な存在だという事になっている...
太宰治 「グッド・バイ」
...その点を私は甚だ不思議に思うものでありますが...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...これらの権威を無批判的に過信する弊害は甚だ恐るべきものでなければならない...
寺田寅彦 「科学上における権威の価値と弊害」
...夫が末梢神経に随喜するように見えた新感覚派として出発を始めたと云われるのは甚だ尤もであった...
戸坂潤 「思想としての文学」
...其見當違ひなる更に最も太甚し...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...駒井甚三郎は七兵衛を置いて...
中里介山 「大菩薩峠」
...吹込みは十数年前のもので甚だ鮮明を欠くが...
野村胡堂 「楽聖物語」
...ピンと来ないこと甚しい...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...甚だ周密であって...
穂積陳重 「法窓夜話」
...教区のあるものは最も甚しい窮乏に陥り...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...甚伍 よし...
三好十郎 「斬られの仙太」
...兵藤 甚伍、戻っていたのか...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...活花を楽しむ事もなく玩具さえ甚だ乏しい...
柳宗悦 「民藝四十年」
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