...「この蒸留酒(甘みをつけたり何らかの成分を加えてその強さを不明にしていない)は華氏57度において同量の蒸留水の12/13の重さである...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...この蒸留酒を水で薄め糖で甘みをつけるのがディーラーのあいだで常習になっていることが判る...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...「甘みを加えていないジンを弱くする方法」タン(酒の容量単位:良質のジン252gal)に水を36gal 加えて総量を288gal にする...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...それは霜にあたったジャガイモによく似た甘みのある味がし...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...何という酒か! 葡萄の酸味と甘みとが...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...その気味の悪いところにもおのずから一種の甘みがあるという風に思いながら...
谷崎潤一郎 「鍵」
...それかと言ってルノアルふうの風景小品にもルノアルの甘みは出ていない...
寺田寅彦 「昭和二年の二科会と美術院」
...甘みのすきな私にはこれよりももう一つの「裸婦」のほうが美しく感ぜられる...
寺田寅彦 「昭和二年の二科会と美術院」
...根本の方にしか甘みはない...
豊島与志雄 「田園の幻」
...青ぐさい仄かな甘みが...
豊島与志雄 「田園の幻」
...それはえならぬ薫りと舌をとろかす甘みをもちながらしかも卑しい人肌の温みのない西王母(せいおうぼ)の乳である...
中勘助 「胆石」
...サブディヴィジョンの他の根拠は元素構成、味(甘み、酸味、塩味、シャープ、苦味、収斂性)、変化し易さ(消化過程における)、性質、加熱または冷却、柔らかさ、乾き易さ、洗浄性、滑らかにする、などである...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...甘みは微(かす)かで...
森鴎外 「カズイスチカ」
...間もなく甘みのある烟の白い一団が...
マクシム・ゴルキイ Maksim Gorkii 森林太郎訳 「センツアマニ」
...苦みや甘みや辛みを...
山本周五郎 「へちまの木」
...間瀬の人々は甘みぞれを飲んでいた...
吉川英治 「べんがら炬燵」
...人間というものは甘みとか...
吉行エイスケ 「孟買挿話」
...忘却の甘みに救われるような人間は...
和辻哲郎 「転向」
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