...甘えるやうにつけ加へた...
芥川龍之介 「秋」
...」と半ば甘えるやうに尋ねて見た...
芥川龍之介 「舞踏会」
...」また甘えるように...
泉鏡花 「婦系図」
...お兄さん」兄の顔を見ると急に甘えるような気持ちなって...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「梟の眼」
...『まるで気違いみたいだろう?』ともちまえの甘えるような鼻声で言って...
太宰治 「虚構の春」
...―――」幼い時から母親に甘える癖がついてゐるのが...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...良人に甘えるような素振が...
徳田秋声 「あらくれ」
...男に甘えるような様子を見せて...
徳田秋声 「新世帯」
...笹村が家へ帰ったときお銀は甘えるように言ったが...
徳田秋声 「黴」
...余り向うの好意に甘えるような気がして...
豊島与志雄 「反抗」
...そして甘えるような調子で云った...
豊島与志雄 「掠奪せられたる男」
...」とエポニーヌはだだっ児が甘えるように言った...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...幼い弟が姉に甘えるような調子がありました...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...早速言葉に甘えるようだが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「アヴェ・マリア!……」向うの卓で薔薇色(ばらいろ)の娘がそう甘えるような声を出した...
堀辰雄 「晩夏」
...甘えるような……投げ出すような口調で……...
夢野久作 「鉄鎚」
...わっと甘えるような泣き声が...
吉川英治 「御鷹」
...皆それぞれに漱石に甘える気持ちを持っていた...
和辻哲郎 「漱石の人物」
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