...「それわが金甌無欠(きんおうむけつ)の国体は家族主義の上に立つものなり...
芥川龍之介 「馬の脚」
...(二月十日)昨日の風流趙甌北(てうおうぼく)が呉門雑詩(ごもんざっし)に云ふ...
芥川龍之介 「骨董羹」
...甌香閣(おうこうかく)を訪(たず)ねた王石谷(おうせきこく)は...
芥川龍之介 「秋山図」
...少時学語苦難円(せうじごをまなんでゑんなりがたきをくるしむ)唯道工夫半未全(ただいふくふうなかばいまだまつたからずと)到老始知非力取(らうにいたつてはじめてしるりよくしゆにあらざるを)三分人事七分天(さんぶのじんじ しちぶのてん)趙甌北(てうおうほく)の「論詩」の七絶はこの間の消息を伝へたものであらう...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...金甌無欠(きんおうむけつ)の国家の為に某々を殺したと言つてゐるではないか? しかし自由とは我我の行為に何の拘束もないことであり...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...少時学語苦難円 唯道工夫半未全到老始知非力取 三分人事七分天趙甌北(ちょうおうほく)の「論詩」の七絶はこの間の消息を伝えたものであろう...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...金甌無欠(きんおうむけつ)の国家の為に某某を殺したと言っているではないか? しかし自由とは我我の行為に何の拘束もないことであり...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...×今人を罵(ののし)るの危険なることは趙甌北(てうおうほく)の「簷曝雑記(えんばくざつき)」にその好例ありと言ふべし...
芥川龍之介 「八宝飯」
...記秋山圖始末の載つてゐた甌香館集と新羅山人題畫詩集とを僕にくれてゐる...
小穴隆一 「二つの繪」
...甌香館集のなかの補遺畫跋のなかに...
小穴隆一 「二つの繪」
...芥川が僕にくれた甌香館集の補遺畫跋のなかにある記秋山圖始末であらうことや...
小穴隆一 「二つの繪」
...偶(たまたま)趙甌北(ちょうおうほく)の詩集を繙(ひもと)くに左の如き絶句あるを見たり...
永井荷風 「一夕」
...趙甌北(ちょうおうぼく)が絶句に...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...雪甌(せつおう)のごとく冷(ひやや)かでなくてはならぬ...
夏目漱石 「京に着ける夕」
...雪甌(せつおう)の如く冷かでなくてはならぬ...
夏目漱石 「京に着ける夕」
...その人水を乞うて飲むとて口を甌中に着け牛が飲むごとし...
南方熊楠 「十二支考」
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