...高下を甄別して心から善と美と高とを愛する意味に於いては人間並にノーブルな品性を持つてゐると信じてゐる...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...誠実に仁義を行わんとする王道とはこれを甄別(けんべつ)したゆえんである...
大隈重信 「永久平和の先決問題」
...当時の時勢を甄別(けんべつ)するにおいて迷惑少なしといえども...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...本質的に高い仕事と本質的に低い仕事とを甄別するのは...
戸坂潤 「所謂批評の「科学性」についての考察」
...普通その性質がハッキリ甄(けん)別出来にくいような諸科学を...
戸坂潤 「科学論」
...分析力=甄(けん)別力...
戸坂潤 「思想としての文学」
...こういう頭脳を甄別するのにもっとも手近かな方法は...
戸坂潤 「読書法」
...自分と自分に対立するものとの甄(けん)別を通して自らを首尾一貫する処の...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...才能のある文学者も、話の屑籠のなかから、有用なものを、直ちに甄別する...
豊島与志雄 「話の屑籠」
...甄思伯などゝ云ふ人は...
内藤湖南 「弘法大師の文藝」
...史家の史料に接するに當りて先甄別を要する所の條件なり...
原勝郎 「吾妻鏡の性質及其史料としての價値」
...一々異同を甄別することは容易のことではない...
原勝郎 「鎌倉時代の布教と當時の交通」
...甄氏を彼に賜わった...
吉川英治 「三国志」
...甄氏(しんし)の女(むすめ)である...
吉川英治 「三国志」
...母の甄氏(しんし)の寵(ちょう)はようやく褪(あ)せて...
吉川英治 「三国志」
...甄(しん)皇后を除くため...
吉川英治 「三国志」
...とうとう甄氏皇后を廃してしまったのである...
吉川英治 「三国志」
...先母后(せんぼこう)甄氏(しんし)には...
吉川英治 「三国志」
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