...利根の鉄橋を越えて行くに夏蕎麦(そば)をつくる畑干瓢(かんぴょう)をつくる畑などあれば埼玉や古河のあたりの夏蕎麥のなつみこめやもおほに思はゞ麥わらをしける廣畑瓜の畑葉かげに瓜のこゝたく見ゆるなど口ずさむ...
伊藤左千夫 「滝見の旅」
...根が瓢輕な巫山戯もの...
ルイ・ベルトラン Louis Bertrand 上田敏訳 「五本の指」
...南京の鉢は淺草の瓢箪池に近い道具屋にあつたもので...
小穴隆一 「二つの繪」
...「瓢水は生命(いのち)の惜しくない人間だと聞いていたが...
高神覚昇 「般若心経講義」
...瓢箪山...
種田山頭火 「旅日記」
...その二人は瓢箪屋(ひょうたんや)という茶屋で女を揚げて...
中里介山 「大菩薩峠」
...その瓢箪の殻(から)と泥の中に...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...名題の青瓢箪(べうたん)」「第二番は?」「無宿者...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...青瓢箪(あおびょうたん)のヒョロヒョロ息子だが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...五時頃になって帰って来たのを印東忠介が手洗場の瓢箪窓から眺めていたこと...
久生十蘭 「魔都」
...瓢踉々とやつとのことに自宅まで立戻つて来て後日...
正岡容 「東京万花鏡」
...我瓢箪(ひょうたん)の紐か...
正岡子規 「墨汁一滴」
...その大きさ瓢(ひょう)のごとし...
南方熊楠 「十二支考」
...博多画瓢坊(ぐわへうばう)の説に...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...瓢(ひさご)で水を汲んで天上で浴びている...
柳田国男 「年中行事覚書」
...昔は桶(おけ)のこわれとか瓢箪(ひょうたん)とかを応用したものであろう...
柳田国男 「年中行事覚書」
...或いは瓢(ひさご)のようなものを曾(かつ)ては利用していたのではなかったか...
柳田国男 「木綿以前の事」
...瓢(ふくべ)を提(ひっさ)げ...
吉川英治 「旗岡巡査」
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