...内裏雛(だいりびな)は女雛(めびな)の冠の瓔珞(やうらく)にも珊瑚(さんご)がはひつて居りますとか...
芥川龍之介 「雛」
...冠の瓔珞(やうらく)を垂れた女雛(めびな)を...
芥川龍之介 「雛」
...頭ノ上ニ宝冠ヲ戴イテ胸ニ瓔珞ヲカケ...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...金の瓔珞(ようらく)をいただいた」女が空中から襲って来て「妖女(ようじょ)はその馬の前足をあげて被害の馬の口に当ててあと足を耳からたてがみにかけて踏みつける...
寺田寅彦 「怪異考」
...古寺の軒端(のきば)からも玉雫(たまだれ)が落ちて瓔珞(ようらく)の音をたてる...
中里介山 「大菩薩峠」
...瓔珞(やうらく)の御簾(みす)をかけ...
中里介山 「大菩薩峠」
...ときどき揺らいでいる瓔珞(ようらく)のかげのせいか...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...瓔珞蛇(ダボヤ)は長(たけ)五尺に達する美麗な大毒蛇だが...
南方熊楠 「十二支考」
...天人の衣(ころも)はけむりのようにうすくその瓔珞(ようらく)は昧爽(まいそう)の天盤(てんばん)からかすかな光を受(う)けました...
宮沢賢治 「インドラの網」
...瓔珞(ようらく)は黄や橙(だいだい)や緑(みどり)の針(はり)のようなみじかい光を射(い)...
宮沢賢治 「インドラの網」
......
宮沢賢治 「疾中」
...身に瓔珞(ヨウラク)紅錦(コウキン)ノ袍ヲ着...
吉川英治 「三国志」
...瓔珞がアア大きく見えるはずはない」「といって...
吉川英治 「神州天馬侠」
...棟木の瓔珞に身をのばして...
吉川英治 「神州天馬侠」
...欄干から瓔珞の根にとびついた...
吉川英治 「神州天馬侠」
...こんどは瓔珞も落ちず...
吉川英治 「神州天馬侠」
...瓔珞の頑丈(がんじょう)をたよって不覚をとったが...
吉川英治 「神州天馬侠」
...瓔冠(えいかん)や腕環や髪飾(かみかざり)などがどうであるにしても...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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