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田中貢太郎 「愛卿伝」
...その遊廊には錦繍(にしき)の衣(きもの)を着て瓊瑶(たま)の帯をした絵で見る仙女のような若い女が往来(ゆきき)していて...
田中貢太郎 「賈后と小吏」
...車輪の廻転するまゝに揺られ揺られる瑶珞(ようらく)のような花束を慕って二人の周囲には間断なく蝶々の群が舞い集い...
谷崎潤一郎 「金色の死」
...徒ラニ古クモ有ラヌ玉瓶瑶盃ニ千金ヲ費ヤシ...
※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]上漁史 「好古小言」
...楊柳を折り芙蓉を採る……俺はこの歌をもつて賞め讚ふべき新作家を索めて止まぬ――瑶環と瓊珮とを振ひ...
牧野信一 「新興芸術派に就いての雑談」
...(――その一節)……かくの如き人波の中楊柳を折り芙蓉を採る瑶環と瓊珮とを振ひ鏘々として鳴つて玲瓏たり衣は翩々として驚鴻の如く身は矯々として游竜の如し……と...
牧野信一 「バラルダ物語」
...これ江瑶柱なり、ほかにも三柱ありて合せて四柱なれども皆小にして食うに堪えず、故に宋の劉子「食蠣房詩」に江瑶貴一柱といえり、その肉は腥靭(せいじん)にして食うべからず、(ちくい)「塩辛(しおから)」に製すればやや食うべし、備前および紀州の人この介(かい)化して鳥となるといい、試みに割って全肉を見れば実に鳥の形あり、唐山にもこの説あり、しかれども実に化するや否やを知らず」と出(い)づ...
南方熊楠 「十二支考」
...王母瑶池(ようち)の会...
南方熊楠 「十二支考」
...瑶琴寄恨生(えうきんにきこんうまる)...
森鴎外 「魚玄機」
...東勝寺堂塔の瑶珞(ようらく)が...
吉川英治 「私本太平記」
...さきに伯耆(ほうき)の船上山(せんじょうせん)を立たれた帝の瑶輿(ようよ)(こし)は日をかさねて...
吉川英治 「私本太平記」
...字(あざな)は瑶甫(ようほ)...
吉川英治 「新書太閤記」
...玉の瑶珞(えうらく)をかがやかせり...
吉川英治 「新書太閤記」
...この雲霞が波打っている光瑶(こうよう)はそれだった...
吉川英治 「新書太閤記」
...彼の冠の上に瑶々(ようよう)として翳(かざ)されていた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...瑶々(ようよう)とその舷(ふなべり)を洗い...
吉川英治 「新・水滸伝」
...金簪(きんさん)瑶々(ようよう)と立って行った...
吉川英治 「新・水滸伝」
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