...」と黄成鎬を呼ぶ妻黄瑞露の声がする...
林不忘 「安重根」
...ぴかぴか光る尖瑞(せんたん)を間近く鼻先へ寄せながら云った...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...自分で「御主人は只今瑞西へ御旅行中です」というのは如何にもダダの詩人がいいそうなことだ...
辻潤 「惰眠洞妄語」
...いつぞや芝白金(しばしろかね)の瑞聖寺(ずいしょうじ)という名高い黄檗宗(おうばくしゅう)の禅寺を見に行った時その門前の閑地に一人の男が頻(しきり)と元結の車を繰っていた...
永井荷風 「日和下駄」
...塩釜方面と瑞巌寺(ずいがんじ)の主なる面々が...
中里介山 「大菩薩峠」
...或時は宝珠が現われるといったような奇瑞...
中里介山 「法然行伝」
...相も変らず奇瑞の枕を抱いて...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...光瑞法主はそのために...
長谷川時雨 「九条武子」
...今日の瑞兆祝賀会について所感を述べることになったが...
久生十蘭 「魔都」
...それが仏蘭西人であらうと伊太利人であらうと乃至は瑞典人であらうと...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...「齒車」の最後の章にストリンドベルクと同名異人の瑞典人のことがちよつと出てくる...
堀辰雄 「高原にて」
...毫引瑞烟映桷...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...初代瑞仙の曾祖父嵩山正直の妹が溝挾(みぞはさ)氏に嫁した...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...二世瑞仙晋撰の行状に「後君厭浪華市井之囂塵...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...此年池田氏の宗家で二世瑞仙晋(ずゐせんしん)が七十七歳で歿した...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...瑞西全體が非常に困却してゐることなぞを...
吉江喬松 「山岳美觀」
...以前の瑞籬(みずがき)は...
吉川英治 「源頼朝」
...瑞泉院(ずいせんいん)のひろい境内と...
吉川英治 「宮本武蔵」
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