...初君が哥に「ものおもひこし路(ぢ)の浦(うら)の白浪(しらなみ)も立かへるならひありとこそきけ」此哥吉瑞(きちずゐ)となりてや...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...この瑞西(スイツル)のホテルのステイムには非道(ひど)い目に会うことが多い...
谷譲次 「踊る地平線」
...ぴかぴか光る尖瑞(せんたん)を間近く鼻先へ寄せながら云った...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...――兄光瑞師――新門(しんもん)様――法主の後嗣(あとつぎ)者が革命児で...
長谷川時雨 「九条武子」
...瑞々しいというようなものではなく...
宮本百合子 「熱き茶色」
...雪割草がこんなに瑞々しく蕾をふくらませ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それは細細(こまごま)とした瑞々しい若葉であつた...
室生犀星 「愛の詩集」
...錦橋初代瑞仙は小字(せうじ)を幾之助と云つた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...今此に拠つて初代瑞仙の妻の事を記する...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「享和元年病に依て嗣を辞するの後瑞英と改む」と書してある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...また釉薬(うわぐすり)も色の冴(さ)えた瑞々(みずみず)しいものを用いたためしがなく...
柳宗悦 「多々良の雑器」
...江川は大谷光瑞さんとも連絡があり...
柳田国男 「故郷七十年」
...将来の喜多流万々歳の瑞兆に外ならぬのである...
夢野久作 「「生活」+「戦争」+「競技」÷0=能」
...あの瑞々(みずみず)しい松の一葉(ひとは)一葉...
夢野久作 「暗黒公使」
...「いいことがあります」と、孫瑞がいった...
吉川英治 「三国志」
...鳳凰(ほうおう)の奇瑞(きずい)を説いたり...
吉川英治 「三国志」
...吉瑞(きちずい)のように思われたらしい...
吉川英治 「私本太平記」
...月は瑞龍(ずいりゅう)の雲に隠るといえども...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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