...姑や小姑の讒訴や余処の奥さんの瑕瑾捜しや...
内田魯庵 「家庭の読書室」
...他人の瑕瑾捜しや贅沢咄や姑や小姑の讒訴を止めない中は女は決して其品性を誇る事は出来ぬ...
内田魯庵 「家庭の読書室」
...他人の瑕瑾ばなしなぞしないでも済む...
内田魯庵 「家庭の読書室」
...そうして僅かな瑕瑾(かきん)でもあれば...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...お家の瑕瑾(きず)にもなる縄付の始末です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...さる大々名のお家の瑕瑾(かきん)ともなるかも解らない...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...さる大々名のお家の瑕瑾(かきん)ともなるかも解らない...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...庄司の家の瑕瑾(かきん)とも相成ること...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...御政道の瑕瑾(かきん)と相成る...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...御政道の瑕瑾(かきん)と相成る...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...宇佐美家の瑕瑾(かきん)ともなるところだ」それはまことに重大でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...板屋家の瑕瑾(かきん)ともなることだが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...御政道の瑕瑾(かきん)にはならないよ」「御尤もで――ところで――」「その――ところで――の後を聽くんだつけ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...如何(いかが)の訳にや)雲かかるわたのみなかにあら汐(しお)を雨とふらせて鯨(くじら)浮べり「雨とふらせて」の句この歌の骨子にしてしかもこの歌の瑕瑾(かきん)と存候...
正岡子規 「人々に答ふ」
...彼猶此玉を以て極めて瑕瑾(かきん)多き者となしたるは...
正岡子規 「萬葉集卷十六」
...父弥一右衛門は一生瑕瑾(かきん)のない御奉公をいたしたればこそ...
森鴎外 「阿部一族」
...併し獨り十太夫に廉立った瑕瑾がないばかりでなく...
森鴎外 「栗山大膳」
...生涯に瑕瑾(かきん)もないという事は...
吉川英治 「源頼朝」
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