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石川啄木 「一握の砂」
...他人の瑕瑾捜しや贅沢咄や姑や小姑の讒訴を止めない中は女は決して其品性を誇る事は出来ぬ...
内田魯庵 「家庭の読書室」
...毅は瑕に五十粒の薬をくれた...
田中貢太郎 「柳毅伝」
...理論上一つの瑕(きず)もない完全な自由も発見されるわけです...
谷譲次 「踊る地平線」
...一つの瑕(きず)をつけてしまったのである...
コナン・ドイル 新青年編輯局訳 「臨時急行列車の紛失」
...師匠たる長老に命ぜられて自分のするだけの事が一々規律に(かな)つて無瑕瑾(むかきん)だと云ふ自信も...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...御関係はお家の瑕理(きず)ともなりましょう...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...可哀さうにひどく掻(か)き瑕(きず)があつたよ」「へエ――」「憎い奴等だ」「太い畜生だ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...さる大々名のお家の瑕瑾(かきん)ともなるかも解らない...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...瑕なき玉のいづれ不足もなき二人を...
樋口一葉 「花ごもり」
...いやしくも瑕瑾(かきん)を生ずべからず...
福沢諭吉 「徳育如何」
...歌のメリハリが足りないのが瑕だが...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...如何(いかが)の訳にや)雲かかるわたのみなかにあら汐(しお)を雨とふらせて鯨(くじら)浮べり「雨とふらせて」の句この歌の骨子にしてしかもこの歌の瑕瑾(かきん)と存候...
正岡子規 「人々に答ふ」
...しかし前科のない、無瑕瑾な、手堅い銀行家でいながら小説を作る人――そんな人はあったためしがないのです...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...一つの鐘に二つまで瑕の由来を作った売僧輩(まいすはい)の所行(しわざ)微笑の至りだが...
南方熊楠 「十二支考」
...自分という生母のあることが玉の瑕(きず)と見られるに違いないと心苦しがっていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...仮に死んでしまふ自分は瑕瑾(かきん)を顧みぬとしても...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...金費(づか)いが荒いのじゃ』『はい』『酒は好きか』『好きです』『酒だけにしては何うか』『はい』『貴様の瑕(きず)は...
吉川英治 「山浦清麿」
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