例文・使い方一覧でみる「瑕」の意味


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...柳毅の義弟の薜(せつか)が京畿(けいき)の令となっていたが...   柳毅の義弟の薜瑕が京畿の令となっていたがの読み方
田中貢太郎 「柳毅伝」

...理論上一つの(きず)もない完全な自由も発見されるわけです...   理論上一つの瑕もない完全な自由も発見されるわけですの読み方
谷譲次 「踊る地平線」

...単純で実直だとあまりに自称しているのは(きず)だったが...   単純で実直だとあまりに自称しているのは瑕だったがの読み方
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」

...その著歌麿伝の価値は此(かく)の如き白璧(はくへき)の微(びか)によりて上下(じょうげ)するものに非(あら)ず...   その著歌麿伝の価値は此の如き白璧の微瑕によりて上下するものに非ずの読み方
永井荷風 「江戸芸術論」

...鵜(う)の毛で突いた程の(きず)も見落さずと調べて居ます...   鵜の毛で突いた程の瑕も見落さずと調べて居ますの読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...可哀さうにひどく掻(か)き(きず)があつたよ」「へエ――」「憎い奴等だ」「太い畜生だ...   可哀さうにひどく掻き瑕があつたよ」「へエ――」「憎い奴等だ」「太い畜生だの読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...別段當家の瑾(かきん)になるわけではないが...   別段當家の瑕瑾になるわけではないがの読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...かならず三十二万石にがつくくらいなことは知っていよう...   かならず三十二万石に瑕がつくくらいなことは知っていようの読み方
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」

...一点の瑾(かきん)に易(か)うべからず...   一点の瑕瑾に易うべからずの読み方
福沢諭吉 「徳育如何」

...(きず)のない揃つた輝いた齒...   瑕のない揃つた輝いた齒の読み方
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」

...日本では女の顔の黒子(ほくろ)などは美貌の瑾(きず)として現に年頃の娘さんなどはそれを苦にしてわざわざ医師に頼んで抜いて貰ふものさへある位である...   日本では女の顔の黒子などは美貌の瑕瑾として現に年頃の娘さんなどはそれを苦にしてわざわざ医師に頼んで抜いて貰ふものさへある位であるの読み方
堀口九萬一 「東西ほくろ考」

...この英邁(えいまい)な資性にもかかわらずですね――僕は『かかわらず』と言うのですよ――この男は完全に無瑾(むきず)というわけじゃない...   この英邁な資性にもかかわらずですね――僕は『かかわらず』と言うのですよ――この男は完全に無瑕瑾というわけじゃないの読み方
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」

...すなわち『近江輿地誌略』六一、蒲生(がもう)郡川守村鐘が嶽の竜王寺の縁起を引きたるに、宝亀(ほうき)八年の頃、この村に小野時兼なる美男あり、ある日一人の美女たちまち来り、夫婦たる事三年ののち女いわく、われは平木の沢の主なり、前世の宿因に依ってこの諧(かた)らいを為(な)せり、これを形見にせよとて、玉の箱を残して去った、時兼恋情に堪えず、平木の沢に行って歎くと、かの女長(たけ)十丈ばかりの大蛇と現わる、時兼驚き還ってかの箱を開き見るに鐘あり、すなわち当寺に寄進す、かの沢より竜燈今に上るなり、霊験新たなるに依って、一条院勅額を竜寿鐘殿と下し賜わり、雪野寺を竜王寺と改めしむ、承暦(しょうりゃく)二年十月下旬、山徒これを叡山(えいざん)へ持ち行き撞けども鳴らねば、怒りて谷へ抛げ落す、鐘破れ(きず)つけり、ある人当寺へ送るに、自然愈合、その痕今にあり、年旱(ひでり)すれば土民雨をこの鐘に祈るに必ず験あり、文明六年九月濃州の石丸丹波守、この鐘を奪いに来たが俄(にわか)に雷電して取り得ず、鐘を釣った目釘を抜きけれど人知れず、二年余釣ってあったとあるは、回祖(マホメット)の鉄棺が中空に懸るてふ(〔という〕)欧州の俗談(ギボン『羅馬帝国衰亡史(デクライン・エンド・フォール・オブ・ゼ・ローマンエンパイヤー)』五十章註)に似たり...   すなわち『近江輿地誌略』六一、蒲生郡川守村鐘が嶽の竜王寺の縁起を引きたるに、宝亀八年の頃、この村に小野時兼なる美男あり、ある日一人の美女たちまち来り、夫婦たる事三年ののち女いわく、われは平木の沢の主なり、前世の宿因に依ってこの諧らいを為せり、これを形見にせよとて、玉の箱を残して去った、時兼恋情に堪えず、平木の沢に行って歎くと、かの女長十丈ばかりの大蛇と現わる、時兼驚き還ってかの箱を開き見るに鐘あり、すなわち当寺に寄進す、かの沢より竜燈今に上るなり、霊験新たなるに依って、一条院勅額を竜寿鐘殿と下し賜わり、雪野寺を竜王寺と改めしむ、承暦二年十月下旬、山徒これを叡山へ持ち行き撞けども鳴らねば、怒りて谷へ抛げ落す、鐘破れ瑕つけり、ある人当寺へ送るに、瑕自然愈合、その痕今にあり、年旱すれば土民雨をこの鐘に祈るに必ず験あり、文明六年九月濃州の石丸丹波守、この鐘を奪いに来たが俄に雷電して取り得ず、鐘を釣った目釘を抜きけれど人知れず、二年余釣ってあったとあるは、回祖の鉄棺が中空に懸るてふ欧州の俗談』五十章註)に似たりの読み方
南方熊楠 「十二支考」

...微(びか)もない方にして...   微瑕もない方にしての読み方
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」

...蘭軒が混外を評した中に僧の三と云ふことがあつた...   蘭軒が混外を評した中に僧の三瑕と云ふことがあつたの読み方
森鴎外 「伊沢蘭軒」

...仮に死んでしまふ自分は瑾(かきん)を顧みぬとしても...   仮に死んでしまふ自分は瑕瑾を顧みぬとしてもの読み方
森鴎外 「津下四郎左衛門」

...もしゆくすえ若旦那さまのお名に(きず)のつくようなことでもございましたら...   もしゆくすえ若旦那さまのお名に瑕のつくようなことでもございましたらの読み方
山本周五郎 「日本婦道記」

...源実朝(みなもとのさねとも)ににもあったということだからこの人だけの瑾(かきん)ではない...   源実朝ににもあったということだからこの人だけの瑕瑾ではないの読み方
吉川英治 「宮本武蔵」

「瑕」の読みかた

「瑕」の書き方・書き順

いろんなフォントで「瑕」

「瑕」の英語の意味

「瑕なんとか」といえば?   「なんとか瑕」の一覧  


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