...易者も中々理詰めな事を云ふ...   
内田魯庵  「人相見」 
...あの理詰めな物の言い方を...   
豊島与志雄  「自由人」 
...その伝で理詰めに機械さえ出来りゃ空が飛べねえという話があるものか...   
中里介山  「大菩薩峠」 
...すべて理詰めで行って大いに利用厚生の道を講ずる...   
中里介山  「大菩薩峠」 
...十中八九は理詰めで...   
野村胡堂  「銭形平次捕物控」 
...物を理詰めに考えただけの事さ...   
野村胡堂  「銭形平次捕物控」 
...物事は皆んな理詰めだ」「ところで遺言(ゆゐごん)には日比魚と書いてあるんで...   
野村胡堂  「錢形平次捕物控」 
...筋市  (根吉等に誇り気に)理詰めで俺達がビシビシ攻めつけて見せるから見ててくれ...   
長谷川伸  「一本刀土俵入 二幕五場」 
...ポワレは話せるし、理詰めだし、人にはちゃんと答えていた...   
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」 
...パパなるひとは、当時、農大はじまって以来という秀才で、石田の家で書生をしながら苦学をしていたのを、うちのママが、あたしと婚約してくれるなら、かならず洋行させるからと、否応なしにマッシュ(マッシュド・ポテトのマッシュ、力づく、または理詰めで、無理矢理、婚約すること)してしまった...   
久生十蘭  「我が家の楽園」 
...理詰めで考えれば...   
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」 
...それだけに万事が理詰めで陰気くさい...   
正岡容  「寄席」 
...本筋だけれど理詰めで面白くないという「芸」は...   
正岡容  「寄席」 
...「大学出の若いちゃきちゃきの巡査を理詰めで降参させた」というので...   
山本周五郎  「青べか物語」 
...なんとなく理詰めすぎるし...   
山本周五郎  「赤ひげ診療譚」 
...「人間の先祖は猿である」という進化論の理詰めを読んでたまらない痛快味を感じたのもその頃の事でした...   
夢野久作  「涙香・ポー・それから」 
...この理詰めの攻撃に対してアステーク族はいかに抵抗したか...   
和辻哲郎  「鎖国」 
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