...易者も中々理詰めな事を云ふ...
内田魯庵 「人相見」
...こうして理詰めで攻め上げたればこそ...
大阪圭吉 「坑鬼」
...総(すべ)てを理詰めに解釈する方が簡単なんだから」「と云うと?」「或る男がいて...
大坪砂男 「浴槽」
...あなたがあんまり物を理詰めに持って行き過ぎたんじゃないか...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...理詰めで工夫して行くからかないやせん...
中里介山 「大菩薩峠」
...物を理詰めに考えることの出来ない人達は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...理詰めに手繰(たぐ)って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...物事は皆んな理詰めだ」「ところで遺言(ゆゐごん)には日比魚と書いてあるんで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...まことに理詰めな捕物でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...人附き合ひが理詰めで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...なにもわざわざ出かけて行かなくともちょっと理詰めにしてみると...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...……まア、理詰めだな、たいして自慢にもなりはしない」ひょろ松は、仔細らしくうなずいて、「なるほど、そういうわけだったのですか...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...「大学出の若いちゃきちゃきの巡査を理詰めで降参させた」というので...
山本周五郎 「青べか物語」
...すぐむずかしく理詰めに持ってゆきたがる...
山本周五郎 「季節のない街」
...……それから五つにはその眼を驚かす姿の変りようで御座りまする」「いかにものう……恐ろしい理詰めじゃわい」「ザッと右のような次第で...
夢野久作 「斬られたさに」
...その理詰めを通じて判明(わか)って来る女の頭のよさに呆れ返っているらしい...
夢野久作 「暗黒公使」
...鉄と石の理詰めの家に潜り込ませた...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...「人間の先祖は猿である」という進化論の理詰めを読んでたまらない痛快味を感じたのもその頃の事でした...
夢野久作 「涙香・ポー・それから」
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