...易者も中々理詰めな事を云ふ...
内田魯庵 「人相見」
...理詰めになって来ると...
近松秋江 「狂乱」
...すべて理詰めで行って大いに利用厚生の道を講ずる...
中里介山 「大菩薩峠」
...理詰めで工夫して行くからかないやせん...
中里介山 「大菩薩峠」
...もっとも何でも理詰めに物を考えるということ自身が良いことであるかどうかはまた別問題である...
中谷宇吉郎 「語呂の論理」
...物事を理詰めに考えて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...物を理詰めに考えただけの事さ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...物事は皆んな理詰めだ」「ところで遺言(ゆゐごん)には日比魚と書いてあるんで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...人附き合ひが理詰めで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...……まア、理詰めだな、たいして自慢にもなりはしない」ひょろ松は、仔細らしくうなずいて、「なるほど、そういうわけだったのですか...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...ここまで理詰めにして来るとあとは至って簡単だ...
久生十蘭 「魔都」
...「とても賢い理詰めの見方ですな...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...それだけに万事が理詰めで陰気くさい...
正岡容 「寄席」
...本筋だけれど理詰めで面白くないという「芸」は...
正岡容 「寄席」
...「大学出の若いちゃきちゃきの巡査を理詰めで降参させた」というので...
山本周五郎 「青べか物語」
...こう理詰めにやられると...
山本周五郎 「風流太平記」
...その理詰めを通じて判明(わか)って来る女の頭のよさに呆れ返っているらしい...
夢野久作 「暗黒公使」
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