...成程理詰めだ...
内田魯庵 「人相見」
...こうして理詰めで攻め上げたればこそ...
大阪圭吉 「坑鬼」
...総(すべ)てを理詰めに解釈する方が簡単なんだから」「と云うと?」「或る男がいて...
大坪砂男 「浴槽」
...あの理詰めな物の言い方を...
豊島与志雄 「自由人」
...いちいち物を理詰めに見て行くからかなわねえ...
中里介山 「大菩薩峠」
...その伝で理詰めに機械さえ出来りゃ空が飛べねえという話があるものか...
中里介山 「大菩薩峠」
...もっとも何でも理詰めに物を考えるということ自身が良いことであるかどうかはまた別問題である...
中谷宇吉郎 「語呂の論理」
...十中八九は理詰めで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...理詰めに手繰(たぐ)って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...物事はみんな理詰めだ」「ところで遺言(ゆいごん)には日比魚と書いてあるんで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...まことに理詰めな捕物でした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...これも理詰めで」「話はそれつ切りか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...なにもわざわざ出かけて行かなくともちょっと理詰めにしてみると...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...パパなるひとは、当時、農大はじまって以来という秀才で、石田の家で書生をしながら苦学をしていたのを、うちのママが、あたしと婚約してくれるなら、かならず洋行させるからと、否応なしにマッシュ(マッシュド・ポテトのマッシュ、力づく、または理詰めで、無理矢理、婚約すること)してしまった...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...万事が理詰めで陰々と暗い...
正岡容 「小説 圓朝」
...「大学出の若いちゃきちゃきの巡査を理詰めで降参させた」というので...
山本周五郎 「青べか物語」
...こう理詰めにやられると...
山本周五郎 「風流太平記」
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