...相手に理解させることは出来ないものである...
レオニード・ニコラエヴィッチ・アンドレーエフ 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...而も目的地に向って進行しつつあることを理解させるに充分な丈の速さを持っている...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...これと比較することによってわれわれの世界像における「時」の意義を徹底的に理解させるに格好な対照となるのである...
寺田寅彦 「映画の世界像」
...少なくも精密の度というものは比較的のものである事をよく理解させるが肝要であると思う...
寺田寅彦 「物理学実験の教授について」
...こういう言葉を如何に理解し如何に自然界に適用すべきかという事を実験の途中で漸次に理解させるが肝要であろうと思う...
寺田寅彦 「物理学実験の教授について」
...そしてこの問いは之を理解させるように答えられるべき筈であったから...
戸坂潤 「範疇としての空間に就いて」
...日本人の別な一面を理解させるモーメントになるだろう...
久生十蘭 「だいこん」
...とよく理解させる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...さういふ扁理の不幸を絹子に理解させるためには...
堀辰雄 「聖家族」
...決して低俗な几帳面さと同じでないということについて理解させる...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...服従の必然を理解させるどんな考慮をも持ち得なかったことなどをあげていて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...この人たちは誰のために批評を書いているのだろう? 誰に読ませるために? 誰に理解させるために? 誰に影響をあたえたいために? 誰を啓発し...
三好十郎 「恐怖の季節」
...自分の不便を忍んでも主人に仕えなければならないぞ」と理解させることができたのか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...何か光・色・視覚・というようなことを理解させることはできない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...自然を知ることよりも自然を信ずることの方がさらに厚く自然を理解させる...
柳宗悦 「工藝の道」
...理解させるのは無理なのだ...
山本周五郎 「風流太平記」
...自分の型を理解させるよりほかに方法がなくなる...
夢野久作 「能とは何か」
...先ず一般的に来世のことを理解させるために...
和辻哲郎 「鎖国」
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