...理窟の上のことではないです...
伊藤左千夫 「野菊の墓」
...理窟をこねるほうだ...
高見順 「いやな感じ」
...小ムツカシイ理窟を云ふ若いやつが出て来た...
武田麟太郎 「反逆の呂律」
...「僕なんかも、理窟は下手だし、まあ篤文家とでもいつたやうな痴(こけ)の一念で生きて行きたいと思つてゐるのですが、どうも、つまらぬ虚栄などもあつて、常識的な、きざつたらしい事になつてしまつて、ものになりません...
太宰治 「津軽」
...そう云うのが乳母の理窟であった...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...彼はそんな理窟をきれいさっぱり振り棄てて...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「接吻」
...「理由ですか?――それはつまり他のものの投機をやるのと同じような理窟からです...
コナンドイル 三上於莵吉訳 「入院患者」
...まだ目刺を八幡様が召上ったという話は聞かねえからな」「なるほど」小林は米友の理窟に伏して...
中里介山 「大菩薩峠」
...此も無理のない理窟だ...
長塚節 「芋掘り」
...理窟どおりに治るものだと...
中谷宇吉郎 「ジストマ退治の話」
...むずかしそうな理窟(りくつ)を蜿蜒(えんえん)と幾重(いくえ)にも重ねて行く...
夏目漱石 「思い出す事など」
...「そう依故地(えこじ)を仰(おっ)しゃればそれまでです」「御前は人を理窟ぽいとか何とかいって攻撃するくせに...
夏目漱石 「道草」
...そこに無理はないのだと思い返せないほど理窟(りくつ)の徹(とお)らない頭をもった津田では無論なかった...
夏目漱石 「明暗」
...理窟といふのではなく...
萩原朔太郎 「室生犀星に與ふ」
...――「理窟もない時にふくれツ面をしてゐる奴は...
牧野信一 「毒気」
...さてこの歌はサクラを眺めて咏じ給いしものではあろうがそうするとその歌の始めにあるハバカがサクラの事に成らねばならぬ理窟だ...
牧野富太郎 「植物記」
...いふまでもなく我々が物の美醜を判断するのは理窟の上からではなく...
正岡子規 「墨汁一滴」
...作者が初め父太兵衛の口より平常(ふだん)はかういふ家業の者にも似合はず理窟をいつて尤(もっと)もらしいが...
三木竹二 「明治座評」
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