...理外の理私は小説を読んで...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...終には有り得べからざる理外の数に就いて論ずるに至つた...
丘浅次郎 「固形の論理」
...論理外のものの論理化として機能しなければならない...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...問題の選択はかくて政治という超論理的な論理外の勢力に帰せられることになるであろう...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...論理外の勢力として論理の外部から働きかけるのではない...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...論理の云わば精神は実は論理そのものにあるのではなくて却って論理外の存在に在る...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...論理外のものをも論理外のものとして論理化す処の例の絶対媒介しかないではないか...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...矛盾は全く論理外にあるべきものとして単純に斥けられて了ったからであり...
戸坂潤 「辞典」
...煙吉――世の中には理外の理ということもある...
豊島与志雄 「囚われ人」
...つまり理外の理というのでしょうか...
豊島与志雄 「霊感」
...調所殿の前ながら、世の中は、実学と理学ばかりで、理外の理が、侮蔑されている...
直木三十五 「南国太平記」
...この理外の理を示したい...
直木三十五 「南国太平記」
...然るに世人又動も爲れば、理外の理有り、或は理は然(しか)なりと雖へども事必ず理と一つに行はる可き者に非らずと信ずる者多し...
西周 「尚白箚記」
...所謂理外の理と云ふ者は常理を以て論ず可からざる者たるに外ならず...
西周 「尚白箚記」
...其自(みづか)ら知の至らざるを以て之を理外と爲(し)...
西周 「尚白箚記」
...……この世の中に理外の理というものがあれば...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...道理外(はず)れた憎しみ猜(そね)みで...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...人間の心情と一念の凝(こ)るところに往々理外の理なる神示...
吉川英治 「剣の四君子」
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