...現在までに収穫された結果から見るならば...
有島武郎 「広津氏に答う」
...どの方面の芸術で?」「絵画です」そして僕は自分の所属団体や現在までの業績について...
梅崎春生 「ボロ家の春秋」
...(二二・四・二〇)14明治の指紋小説EQMM昨年九月号の Queen's Quorum (ポー以来現在までの代表的短篇小説を年代順に選び解説をつけたもの)に指紋を取り扱った探偵小説の最も早いものが挙げられている...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...たとえば、ヒュウマニティだとか、愛だとか、社会正義だとか、美だとか、そんなもの、文壇に出てから、現在まで、またこれからも持ちつづけて行くだろうと思われるもの、何か一つでもありますか...
太宰治 「鴎」
...その時の歪(ひずみ)が現在まで残っていようとは信ぜられない...
寺田寅彦 「怪異考」
...子供の時代から現在までに自分等の受けた科学教育というものの全体を引くるめて追想してみた時に...
寺田寅彦 「雑感」
...四十歳に近い現在まで...
豊島与志雄 「坂田の場合」
...」第一次世界大戦後から、現在までの、日本の社会情勢とか時代思潮とか人心の帰趨とか、そのようなものから、一転して、政治の欠陥、つまり根本的な責任感の欠除を追求し剔決してみたい...
豊島与志雄 「聖女人像」
...愛欲小説現在までの家庭小説は主として恋愛小説であった...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...現在までの結果では...
中谷宇吉郎 「高度八十マイル」
...現在までの処その直接に取材化された作品は全然無いと云つても好い...
南部修太郎 「現代作家に対する批判と要求」
...漸次破約して昨今は其四分一の十万位に激減したのである現在まで残っている其十万の予約者中には...
宮武外骨 「一円本流行の害毒と其裏面談」
...現在まで私は一貫して写実的な絵だけを描いています...
三好十郎 「絵画について」
...且つ現在までの生活境遇と比較して...
柳田国男 「海上の道」
...それが現在までなお続いているのである...
柳田国男 「木綿以前の事」
...果(はた)して現在まで伝わっているかどうか...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...七十歳にちかい現在まで独身をとおして来た...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...同時代から現在までの英傑や偉人の名をいろいろ持ち出して...
吉川英治 「三国志」
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