例文・使い方一覧でみる「現出」の意味
スポンサーリンク...この事件で、犯人の現出はまだ確認されていない... 
...彼の才能が現出するのは、運動会の時だ...
...彼女は表情に現出させないが、実は悩んでいるそうだ...
...地震で地中から水が現出した...
...彼の新しい作品は、新しい才能が現出している...
...壮は易水の風色よりも烈なる鏡花世界を現出したるは啻（ただ）に一代の壮挙たるのみならず...
芥川龍之介 「「鏡花全集」目録開口」
...九月三十日ゾール附近に於て大王の退路近くに現出した...
石原莞爾 「戦争史大観」
...ヤソ天に現出し光明を四方に放ちたる像を安置し...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...白衣をまといたる年若き女の亡霊姿を現出することありとて...
井上円了 「おばけの正体」
...夜は昼間と全然違った別の天地を現出する...
海野十三 「深夜の市長」
...例の大震災で東京は殆んど全滅的の光景を現出した...
中里介山 「生前身後の事」
...茂太郎の現出に少なからぬ驚異を感じているもののようです...
中里介山 「大菩薩峠」
...一度見えるといつでもそれは現出するので...
中谷宇吉郎 「古代東洋への郷愁」
...現出しては消えて行ったことであろう...
中谷宇吉郎 「雪三題」
...いきなり眼の下に現出した壮大な景観に思わず声をのんで立ちすくんだ...
久生十蘭 「新西遊記」
...感覚に現出する外的特性によって知る以外には物体を知ろうとしても絶対に不可能ではないか...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論（人性論）」
...心持に落付きがなくなり皿の白さの持つ荒涼たる光景が現出する...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...世にも不思議な巨大なランプの月の傘の如く八方に放った光芒（こうぼう）が澄明な黄金の輪を現出して...
牧野信一 「吊籠と月光と」
...忽ち壮絶の奇景を現出するのであろう...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...次第に実力で押し通す時代が現出されて居る時...
三宅やす子 「買ひものをする女」
...平年と違った光景が現出された新春であった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...画工は驚歎すべき簡略さを以てこの場面を現出している...
柳宗悦 「民藝四十年」
...阿鼻叫喚（あびきょうかん）が現出した...
吉川英治 「三国志」
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