...珠を朽木に抛(な)げ與へしよ抔(など)いひぬ...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...そして其の糸に露の珠がかゝつてゐて真珠のやうに輝いてゐました...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...さっき話したトンネルと回転扉の数珠(じゅず)つなぎだ...
海野十三 「三十年後の世界」
...この真珠陳列場には...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...茶人珠光(しゅこう)はその門人であった...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...珠光に創(はじ)められた茶道(ちやだう)を...
薄田泣菫 「茶話」
...そのまま鞄(かばん)の底に潜(ひそ)めて来た珊瑚珠(さんごじゅ)の入ったサックを...
徳田秋声 「黴」
...特珠の場合を除いて大抵は...
豊島与志雄 「長篇小説私見」
...西洋支那の食器金銀珠玉を以てこれを製するあり...
永井荷風 「矢はずぐさ」
...土手の蔭へ女軽業の連中を珠数(じゅず)つなぎにして置いて...
中里介山 「大菩薩峠」
...又或人が法然から念珠を貰って夜昼名号を唱えていたが...
中里介山 「法然行伝」
...血の気も失せたる椎骨の上恋の念珠を爪繰る奴等...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...上が尖(と)がって欄干の擬宝珠(ぎぼうしゅ)か...
夏目漱石 「幻影の盾」
...眞珠太夫といふのは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...テウタマは頸飾(くびかざ)りの珠(たま)のことらしいが...
柳田国男 「海上の道」
...その美しい珠をそうっと覗いたとき...
柳田国男 「故郷七十年」
...珠の冠や胸飾りを...
吉川英治 「三国志」
...数珠(ずず)をまとった指を...
吉川英治 「新書太閤記」
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