...金銀珠玉を貯へてゐることは或は世界第一であらう...
芥川龍之介 「結婚難並びに恋愛難」
...ペルシヤの真珠千百を以て襟飾となし...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...そして本日十三時に東京発の成層圏航空株式会社の『真珠姫(しんじゅひめ)』号に乗りこんでニューヨークへたつこととなった...
海野十三 「怪星ガン」
...十一月十三日曇、汽車で四里、徒歩で三里、玖珠町、丸屋(二五・中ノ上)早く起きて湯にひたる、ありがたい、此地方はすべて朝がおそいから、大急ぎで御飯をしまうて駅へ急ぐ、八時の汽車で中村へ、九時着、二時間あまり行乞、ぼつ/\歩いて二時玖珠町着、また二時間あまり行乞、しぐれてさむいので、こゝへ泊る、予定の森町はすぐそこだが...
種田山頭火 「行乞記」
...そこで紅梅とか何とかいう赤い青い小さな珠のような菓子を...
田山花袋 「日本橋附近」
...数珠の玉かな」「カーン...
外村繁 「夢幻泡影」
...叔母さんは経文と数珠を小さな袱紗に包んで...
豊島与志雄 「窓にさす影」
...ただ一つ貴女から貰った念珠を大事にしている...
中里介山 「法然行伝」
...『東瀛珠光』の中で探して行くと...
中谷宇吉郎 「八戒に遭った話」
...――所謂(いはゆる)凝脂が眞珠色に光つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...Nucellus に胚珠を用いる...
牧野富太郎 「植物記」
...この珠ことごとく能く出生し...
南方熊楠 「十二支考」
...ほめられる唯一の瑕(きず)のない珠(たま)のような存在であり...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...奥様は信心深くて念珠を手から離したことがない...
矢田津世子 「鴻ノ巣女房」
...曼珠沙華(まんじゅしゃげ)日の短い晩秋といえ...
吉川英治 「大岡越前」
...珠中より珠を拾つたものでもない...
吉川英治 「折々の記」
...葡萄(ぶどう)のしずくを連ねたような紫水晶の数珠(ずず)を指にかけていた...
吉川英治 「親鸞」
...珠(たま)を抱(いだ)くように...
吉川英治 「宮本武蔵」
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