...また珍妙なものでもあった...
海野十三 「怪星ガン」
...この珍妙な事件は...
江戸川乱歩 「青銅の魔人」
...珍妙な形をした人形の土器を出して...
江見水蔭 「月世界跋渉記」
...私たちはずいぶん珍妙な様子に見えたろう...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...つづいて、珍妙な、所謂「直言」が試みられている...
太宰治 「惜別」
...あはれに珍妙なものでありました...
太宰治 「津軽」
...『諸君は……身体の……健康を……壮健にし……』などといふ珍妙な文句が聴衆を失笑させたことも度々であつた...
辰野隆 「浜尾新先生」
...尻端折懐手の珍妙な粉(マヽ)装で...
種田山頭火 「行乞記」
...ロイド眼鏡のオヤジの恰好は随分珍妙なものに違いない...
種田山頭火 「私の生活」
...実に力の珍妙な証明法ではないか...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...今では甚だ珍妙なものとなってしまった...
豊島与志雄 「風俗時評」
...この骨の折れる珍妙な会話が...
中里介山 「大菩薩峠」
...珍妙なくらい着古した古風な服だが...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...珍妙なことがはじまった...
久生十蘭 「黒い手帳」
...博士の珍妙な様子を見ると群衆は一斉にドッと笑い出したが...
久生十蘭 「魔都」
...――――――――十一月四日――フランス人居住区で「死」にまつわる珍妙な講演を聞いたが...
A. ブラックウッド A. Blackwood The Creative CAT 訳 「盗聴者」
...この珍妙な物ははなはだちっぽけな外国の者らしい若い男だということがわかった...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「鐘塔の悪魔」
...いつもの珍妙な笑いも消え...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??