...「珍奇な話が好きだ」と言われた...
...彼女は珍奇な服を着ている...
...珍奇な見た目の犬を飼っている...
...珍奇な形の建物が立ち並ぶエリアに行ってみたい...
...ミュージアムで珍奇な展示物を見た...
...(これは雑誌社としてはまつたく珍奇な事であるから殊更に書いたのである...
宇野浩二 「思ひ出すままに」
...中から出たのはいずれも地球上でいまだ見た事もない珍奇な物ばかりだ...
江見水蔭 「月世界跋渉記」
...そしてこの珍奇な虫の団子がそこでいかに処理されるかを知りたいものだと思っている...
寺田寅彦 「蜂が団子をこしらえる話」
...ゆえに上古の歴史に平民社会を見ればあたかも万緑叢中(ばんりょくそうちゅう)一点の紅を望むがごとく実に愉快とも珍奇ともいうべけれども...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...一切の歴史的現象は誠に珍奇な説明を見出す...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...此應接間に於て最も珍奇なる紀念品たりき...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...此応接間に於て最も珍奇なる紀念品たりき...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...ああわが邦人の美術文学に対する鑑識の極めて狭小薄弱なる一度(ひとた)び新来の珍奇に逢著(ほうちゃく)すれば世を挙げて靡然(びぜん)としてこれに赴(おもむ)き...
永井荷風 「江戸芸術論」
...後年まで長く家に残つてゐた珍奇な土産物が之を物語つてゐた...
永井荷風 「冬の夜がたり」
...珍奇なニュースを仕入れて来るのでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...珍奇な異端的なものであつた私等の詩のスタイルは...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...声の珍奇な太さなどにも何か馬を聯想するところがあるらしい――などゝ...
牧野信一 「心象風景」
...珍奇で玄妙なこの都市の親しく迎えてくれるような近さとを...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...或は珍奇なる文書ではなからうか...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...珍奇な香水を盛つてある...
アルベエル・サマン Albert Samain 森林太郎訳 「クサンチス」
...珍奇な古文書ででもあると...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...あまりに珍奇な世界へいきなり連れて来ると...
吉川英治 「新書太閤記」
...右の如く別に珍奇(ちんき)なる者を発見(はつけん)せざりき...
渡邊千吉郎 「利根水源探検紀行」
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