「珍」の意味
珍しい
小説での「珍」の使い方
...とにかく珍竹林(ちんちくりん)主人から聞いた話だけは...
芥川龍之介 「開化の良人」
...二九 体刑僕の小学校にいたころには体刑も決して珍しくはなかった...
芥川龍之介 「追憶」
...今日は珍しく見送りの人影さえ跡を絶って...
芥川龍之介 「蜜柑」
...あえて珍しいことではなく...
丘浅次郎 「動物界における善と悪」
...あなたは今度は子供のほうを珍らしがって...
太宰治 「ろまん燈籠」
...シュトルツ夫人とヘニング嬢から珍しい便りが来た...
谷崎潤一郎 「細雪」
...しかも下谷にいる時などは僕と同棲中僕のおふくろから少しばかり習い覚えた三絃をお供つきで復習にきたなどという珍談もある...
辻潤 「ふもれすく」
...日本では夢にも見つかろうとは思われなかった珍奇な植物「ヤッコソウ」のようなものが近ごろになって発見されたというような事実もある...
寺田寅彦 「日本人の自然観」
...四季刻々うつりかわる景色が如何様(どんな)に面白く珍らしく見えたであろう!背戸(せど)の柳(やなぎ)緑の糸をかけそめて枯葦の間からぽつぽつ薄紫の芽がふく頃となれば...
徳冨蘆花 「漁師の娘」
...お雪ちゃんは自分の仕事を珍重しています...
中里介山 「大菩薩峠」
...世にも珍しく理想の人物に思はれたのである...
萩原朔太郎 「芥川君との交際について」
...燈火管制のおかげで色々珍しい経験をした...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...珍らしくそんな要心深い考へを起したりして...
牧野信一 「鏡地獄」
...あの……珍らしい剥製があんまり沢山あるので――」などと吃音で紛(ごま)かした...
牧野信一 「南風譜」
...」「この御寺には珍しくいろんな樹がある...
水上滝太郎 「果樹」
...氏の如くその仕事の文芸(演劇をも含む)に冷静な人は珍しかつたと思ふ...
三宅周太郎 「中村梅玉論」
...珍重という言葉はこういう時にこそ使われると思いました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...彼がひとりひそかに珍重している座右銘は...
吉川英治 「新書太閤記」
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