...これらの書籍は旧に倍しても珍重するから」と書いてやった...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...珍らしがつて数日の話し種(ぐさ)にはなるが...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...あなたは今度は子供のほうを珍らしがって...
太宰治 「ろまん燈籠」
...世界に二冊しかない珍本を二冊とも買取つて一冊は焼捨ててしまはねば気がすまなくなつて来る...
辰野隆 「書狼書豚」
......
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...珍(めずら)しそうに見おろしているのに気づいた...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...今日は珍しく小さい煮魚がついている...
壺井栄 「大根の葉」
...年内に梅花を見るは珍(めず)らしい...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...彼岸の入りの十八日には、むら消えの雪間に、蕗のとうが、むっくり頭をもたげ、千草の芽は、やわらかい土に、珍らかな若緑を、点々と撒きちらした...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...熔岩流については浅間の鬼の押出を知ってるから特に珍らしくは感じなかったが...
野上豊一郎 「エトナ」
...あらゆるものが彼女には珍らしく...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...一週間も斯う云ふことをやつて居るのは印度人には決して珍らしくない...
松本文三郎 「印度の聖人」
...二子供というものはいつも珍しいことが好きなものだ...
宮本百合子 「雨と子供」
...珍しいことなのよ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...昔の様式を残した珍らしい下駄であります...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...珍らしい人だね...
横光利一 「旅愁」
......
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...「山が深いから珍しい木も澤山あるだらうネ...
若山牧水 「みなかみ紀行」
便利!手書き漢字入力検索
ベトナム