...物珍しくも古めかしく且つ美しい趣を見て...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...凶行に用いたステッキは何かの珍しい...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...物珍らしげに云つた...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...物珍しさを感じたくらいです...
中里介山 「大菩薩峠」
...あの桜は珍らしい...
夏目漱石 「虞美人草」
...殆(ほと)んど御米(およね)の記憶(きおく)にない位(くらゐ)珍(めづ)らしかつた...
夏目漱石 「門」
...北原白秋氏に捧ぐ珍らしいものをかくしてゐる人への序文萩原の今ゐる二階家から本郷動坂あたりの町家の屋根が見え...
萩原朔太郎 「純情小曲集」
...すつかり人柄が変つてしまつてゐる事が珍しかつた...
林芙美子 「浮雲」
...まことに貧しき山海の珍味...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...狸!」「これは珍だ...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...かかる珍事があった例はございませんでしょう...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...三ツ星デパートで珍しい洋酒を求め...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...フランス文学をやる人の中では珍しい本当のところの分るひとですが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そのマイワシの腹の中から底着性のプランクトンが発見されたことは実に珍しい現象である...
武者金吉 「地震なまず」
...それは世の書籍を骨董視する人々の朶頤(だい)すべき珍羞(ちんしう)であらう...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...年枝の即席茶番など柳派の珍物もあったが...
山本笑月 「明治世相百話」
...五十品(ぴん)からの珍味は余りに饒(おほ)きに過ぎて太半(たいはん)以上喉(のど)を通らず...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...木で刻んだ神像が首や手足が動くやうに作られてゐるのは邦人には珍らしいが...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??