...小學最初級の友だちの、――現今は貴族院議員なり人の知つた商豪だが――邸が侍町にあつて、背戸の蓮池で飯粒で蛙を釣る、釣れるとも、目をぱち/\とやつて、腹をぶく/\と膨ます、と云ふのを聞くと、氏神の境内まで飛ばないと、蜻蛉さへ易くは見られない、雪國の城下でもせゝこましい町家に育つたものは、瑠璃の丁斑魚、珊瑚の鯉、五色の鮒が泳ぐとも聞かないのに、池を蓬莱の嶋に望んで、青蛙を釣る友だちは、寶貝のかくれ蓑を着て、白銀の糸を操るかと思つた...
泉鏡花 「遺稿」
...珊瑚(さんご)や真珠が一ぱいはいつてをりますから...
鈴木三重吉 「湖水の鐘」
...珊珊が傍にいては邪魔になるのでそれをのけようとした...
田中貢太郎 「虎媛」
...間もなく珊瑚は大成の前に出て来た...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「珊瑚」
...珊々(さん/\)と輝いて居た...
谷崎潤一郎 「二人の稚児」
...珊瑚樹の五分玉の根がけだのというものが入っている...
中里介山 「大菩薩峠」
...横疵の珊五郎と綽名(あだな)にまで言はれた刀の跡が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...巳之吉とお珊が、平次の情けで目出たく夫婦になったことや、正業に就いて長生きをしたというような事は毛頭ここへ書くつもりはありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「お珊(さん)、手つ取り早く言はう、俺とお前は昔の仲間、三年前に別れ/\になつて、今は十二支組もあるわけはねえが、俺はどうもお前(めえ)が忘れられねえ――内々樣子を探ると、お前は巳之吉(みのきち)と夫婦みたいに暮して居るやうだが、そりやお前惡い了簡(れうけん)だぜ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...白人の知らない珊瑚礁のあるムズカシい海を...
久生十蘭 「手紙」
...有名な珊瑚王の伜山木元吉が売却方を皇帝に依頼され...
久生十蘭 「魔都」
...可愛(かあい)らしい珊瑚珠(さんごじゆ)のやうな赤(あか)い實(み)も眠(ねむ)たげではあるけれど...
水野仙子 「日の光を浴びて」
...すると宿主(やどぬし)の珊瑚虫(さんごちゅう)はブツブツ言いながら身をちぢめますが...
宮原晃一郎 「椰子蟹」
...この七顆(か)の珊瑚(さんご)の珠(たま)を貫くのは何の緒か...
森鴎外 「杯」
...何処とのう苦味走ったアクの利く眼の配りは大阪役者なら先ずもって嵐珊吾楼どころ……と言うあの侍じゃろう」「ウン...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...大きな古渡珊瑚(こわたりさんご)の簪(かんざし)を抜いて...
夢野久作 「二重心臓」
...珊瑚の買主をうしろに物色してみると...
吉川英治 「江戸三国志」
...たった一粒身に着いていた珊瑚珠(さんごじゅ)も...
吉川英治 「江戸三国志」
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