...琥珀(こはく)色の猫の目が仄(ほの)めいてゐた...
芥川龍之介 「お富の貞操」
...琥珀のやうな色をした...
芥川龍之介 「地獄變」
...琥珀(こはく)色に透明して...
大下藤次郎 「白峰の麓」
...●飴胆(あめい)●琥珀胆(こはくい)●黒胆(くろい)と唱(とな)へ色をもつてこれをいふ...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...自分も思い出したように帯の間にある紅い琥珀(こはく)の叺(かます)を抜き取ると...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...琥珀(こはく)さまざまの色に透きつ幽(かす)めるその葉の間々(あいあい)に...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...大将例の琥珀のパイプで...
夏目漱石 「坊っちゃん」
......
野口雨情 「枯草」
...幼兒の手が磨かれるときに、琥珀が生れる...
萩原朔太郎 「散文詩・詩的散文」
...我れの道路に琥珀をしけ...
萩原朔太郎 「散文詩・詩的散文」
...雲の縞(しま)は薄(うす)い琥珀(こはく)の板(いた)のようにうるみ...
宮沢賢治 「シグナルとシグナレス」
...帯無地黒琥珀、織出截棄...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...琥珀色(こはくいろ)の光を放っている...
森鴎外 「魚玄機」
...琥珀(こはく)の盃(さかずき)を手からおとし...
吉川英治 「神州天馬侠」
...琥珀(こはく)いろの眸(ひとみ)...
吉川英治 「新・水滸伝」
...琥珀色(こはくいろ)になったり暗藍色(あんらんしょく)になったりいろいろに変って光る気がするのである...
吉川英治 「宮本武蔵」
...琥珀(こはく)と...
リットン Edward George Earle Bulwer-Lytton 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...進物はガラスの大鏡・琥珀・麝香などであった...
和辻哲郎 「鎖国」
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