...サソリの形に彫られた琥珀のパイプを口に持って行こうとすると...
井上良夫 「J・D・カーの密室犯罪の研究」
...第二は品川(しながわ)の琥珀寺(こはくじ)...
海野十三 「奇賊悲願」
...象牙色(ぞうげいろ)の磁器にもられた液体琥珀(こはく)の中に...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...琥珀色の絹のやうなふさ/\しい髮と...
鈴木三重吉 「赤い鳥」
...琥珀色(こはくいろ)の干涸(ひか)らびた身体に向いあって立っている...
中島敦 「木乃伊」
...緑を含む琥珀色(こはくいろ)の玉液(ぎょくえき)を...
夏目漱石 「草枕」
...おい君樽麦酒の祝杯を一つ挙(あ)げようじゃないか」と青年は琥珀色(こはくいろ)の底から湧(わ)き上がる泡(あわ)をぐいと飲む...
夏目漱石 「野分」
...大将例の琥珀のパイプで...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...手に持った琥珀色(こはくいろ)の櫛(くし)で軽く自分の頭を叩(たた)いた...
夏目漱石 「夢十夜」
...我れの道路に琥珀をしけ...
萩原朔太郎 「散文詩・詩的散文」
...琥珀の塵や磁石の針』……琥珀の塵や磁石の針...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...(甲賀三郎『琥珀のパイプ』春陽堂...
平林初之輔 「甲賀三郎『琥珀のパイプ』序」
...ボオイの持ってきたらしい琥珀色(こはくいろ)のグラスを彼の唇(くちびる)に押しあてた...
堀辰雄 「恢復期」
...この実はみな琥珀(こはく)でつくってある...
宮沢賢治 「饑餓陣営」
...帯無地黒琥珀、織出截棄...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...琥珀色(こはくいろ)を帯びた円い顔の...
森鴎外 「カズイスチカ」
...琥珀色(こはくいろ)の茶のようなものを汲(く)んで...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...琥珀色(こはくいろ)のひとみでキラキラ見ているだけだった...
吉川英治 「私本太平記」
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