...「胸算用」を更に熟讀玩味する事に依つて...
太宰治 「金錢の話」
...現代に活動している人でもこの一段の内容を適当に玩味することが出来れば名利の誘惑に逢って身を亡ぼすような災難を免れるだけの護符を授かるであろうと思われる...
寺田寅彦 「徒然草の鑑賞」
...人間の実際生活の利害関係から離れて事物そのものが有態に有っている価値を玩味することである...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...やっぱり『玩味する』式の言い方はやめないだろうよ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...密に自分ひとりが玩味するに堪へなくなつたりすると...
水野仙子 「醉ひたる商人」
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