...玖賀耳(くがみみ)の御笠(みかさ)(こは人の名なり...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...玖訶瓮(くかべ)五を据ゑて...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...十一月十三日曇、汽車で四里、徒歩で三里、玖珠町、丸屋(二五・中ノ上)早く起きて湯にひたる、ありがたい、此地方はすべて朝がおそいから、大急ぎで御飯をしまうて駅へ急ぐ、八時の汽車で中村へ、九時着、二時間あまり行乞、ぼつ/\歩いて二時玖珠町着、また二時間あまり行乞、しぐれてさむいので、こゝへ泊る、予定の森町はすぐそこだが...
種田山頭火 「行乞記」
...名を新菟玖波集に列し得て歸へるもあつた...
原勝郎 「日本史上の奧州」
...前の河村の親類の高森の熊野写真館の心配で玖珂(くが)の迫口家の三女二十一歳とも子という人だそうです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...玖珂の迫口というとあああの家というところだそうですね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
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森鴎外 「遺言三種」
...玖珠(くす)川、大山川、三隈(みくま)川、花月川、そうして筑後川、それらの凡てを一身に繋(つな)ぐのが水郷日田である...
柳宗悦 「日田の皿山」
...周防(すおう)の玖珂(くが)郡...
柳田國男 「地名の研究」
...相模足柄下郡宮城野村字強羅同 足柄上郡三保村大字中川字ゴウラ飛騨吉城(よしき)郡国府(こくふ)村大字宮地字ゴウラ越前坂井郡本郷村大字大谷字強楽丹波氷上(ひかみ)郡上久下(かみくげ)村大字畑内字中ゴラ備前赤磐(あかいわ)郡軽部村大字東軽部字ゴウラ周防玖珂(くが)郡高根村大字大原字ゴウラ谷大隅(おおすみ)姶良(あいら)郡牧園村大字下宿窪田字コラ谷等である...
柳田國男 「地名の研究」
...玖満子は、自分の邸(やしき)のことといっては、何も顧みている間もなく、毎日、良人の同僚の家庭を見舞っていたが、今日はなおさら、大きな責任を感じているらしく、「おや、与倉(よくら)様の奥様が、まだこの中に、お見えにならないではありませんか」と自身で、少し先の門まで、様子を見に行った...
吉川英治 「日本名婦伝」
...――玖満子が、門前から声をかけると、「はいただ今、妹に藁沓(わらぐつ)をはかせてもらっておりますから、すぐに参ります」と、玄関のあたりで、返辞が聞えた...
吉川英治 「日本名婦伝」
...「御心配をおかけして申し訳ございません」玖満子はそう人々に詫びてから...
吉川英治 「日本名婦伝」
...――将軍が玖満子に告げた言葉は...
吉川英治 「日本名婦伝」
...玖満子はあやしみながら...
吉川英治 「日本名婦伝」
...そこの見える窓をお開けしてくださいませ」玖満子は...
吉川英治 「日本名婦伝」
...――良人の将軍は、逝(ゆ)く良人の枕元に、妻の玖満子は、遺(のこ)る妻の寝床のそばに...
吉川英治 「日本名婦伝」
...しかし、玖満子夫人は、経理課員や糧食係の怪訝(いぶか)っていることなど、少しも意にかけず、婦人部隊の全員に、そこへ入って、食物を獲ることを命じた...
吉川英治 「日本名婦伝」
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