...騒がしいバサ/\云ふ音が王房の中から聞える...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...朱王房」学僧たちの眼は...
吉川英治 「親鸞」
...自己を侮蔑したか」「したじゃないか」朱王房も...
吉川英治 「親鸞」
...そうじゃないのか」「うん……」朱王房は...
吉川英治 「親鸞」
...「この間も、俺をつかまえて、憤慨していたから、あのことをきっと、いいたかったに違いない」「あのこととは?」「新座主(しんざす)の問題だ」「ふーム」学僧たちは、新しい話題に、好奇な眼を光らしあって、「新座主といえば、こんど、青蓮院(しょうれんいん)からのぼられた慈円(じえん)僧正だが、その座主について、何か問題があるのか」「朱王房、いってみろ」と、いわれて、「ないこともない――」と、朱王房は、顔を上げた...
吉川英治 「親鸞」
...朱王房の聞きちがえだろう」「なに...
吉川英治 「親鸞」
...「おお朱王房か」「何しているのだ」「何...
吉川英治 「親鸞」
...この叡山の中にただはおかぬぞと」朱王房も...
吉川英治 「親鸞」
...「鐘楼(しょうろう)へは、誰も行っていないのか」「けさの番は、朱王房です、たしか参っているはずです」と、中庭を隔てた学僧の房で、多勢(おおぜい)の学僧たちが、新しい袈裟(けさ)をつけながら返辞した...
吉川英治 「親鸞」
...朱王房じゃないか」下から呶鳴(どな)った...
吉川英治 「親鸞」
...朱王房は、上から、にやりと笑った...
吉川英治 「親鸞」
...「よし給え」「なんだと」「いまから撞いたって、間に合いはしない」「じゃ、貴様は、故意に撞(つ)かなかったのだな」「そうだ」はっきり、朱王房はいった...
吉川英治 「親鸞」
...朱王房の胸ぐらをつかんで睨みつけた...
吉川英治 「親鸞」
...朱王房と称しおる者なり...
吉川英治 「親鸞」
...朱王房は、かっと、闇の中からにらみつけて、「十八公麿(まつまろ)、おぼえておれ、よくもこの俺を、土牢へいれたな」性善坊は聞くに耐えないで、「だまれっ」と側からいった...
吉川英治 「親鸞」
...――寿童丸様」朱王房は...
吉川英治 「親鸞」
...朱王房は、渾身(こんしん)の力で、それを、揺(ゆ)りうごかした...
吉川英治 「親鸞」
...幸に、性善坊の落して行った笠がある、それを、朱王房の頭にかぶせて、背に負おうとすると、朱王房は、うーむ、と呻(うめ)いて、呼吸(いき)をふきかえした...
吉川英治 「親鸞」
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