...黄面(くわうめん)の豎子(じゆし)未(いまだ)王化に浴せずと長太息(ちやうたいそく)に堪へざらん事を...
芥川龍之介 「骨董羹」
...王化の鴻基(こうき)なり...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...英雄豪傑が武を以て王化に浴せしめたる處とのみ思ひしは...
大町桂月 「遊羽雜感」
...唐代の太宗皇帝、長孫皇后は世界史上に於ける最も英明にして機智に富める二統治者にして、衞軍の威武大に振ひ、王化四方に潤ひ、民心安堵、夜、戸を鎖さゞるに到れり...
イー、エー、ゴルドン 高楠順次郎訳 「弘法大師と景教との關係」
...もと久しく王化の外に置かれた僻陬であつたことを...
太宰治 「津軽」
...王化は遂に林に及ぼす事なし...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...此の如き日本のはてともいふべき奧州も漸次に王化に霑うたことは言ふを須ゐないが...
原勝郎 「日本史上の奧州」
...その王化の届かぬ暴軍が...
吉川英治 「三国志」
...南方蛮界の黒奴(こくど)は、王化を知らず、文明になじまず、しかも自分たちの蛮勇と野性とその風習に驕(おご)り恃(たの)むこと強く、これを帰服させるには一朝のことには参りません...
吉川英治 「三国志」
...王化の徳を知らしめ...
吉川英治 「三国志」
...常に王化の徳を忘れるなかれ」と...
吉川英治 「三国志」
...王化を知らぬ蛮族といえ...
吉川英治 「三国志」
...「王化に服した後は...
吉川英治 「三国志」
...わしどももいささか王化の何たるかを解し...
吉川英治 「三国志」
...あえて王化に従わず...
吉川英治 「三国志」
...わしの指にでも触れたければ汝も王化の人になれ」「王化王化というが...
吉川英治 「三国志」
...王化に努めてくれ」聞くと孟獲は...
吉川英治 「三国志」
...小吏(しょうり)王化の徳を誤ること一つ...
吉川英治 「三国志」
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