...前のさゝ原に玉霰ちり...
上田敏 「月」
...山火事の天を焦(こが)して霜赤し蒼苔低く飛ぶ星あり今宵霜降らん東雲鶺鴒(せきれい)の尾にぞ霰(あられ)のはじかれし蒼苔橋に来てまたはら/\と霰散る花牛堂大いなる霰ころがりて縁に消えざる虚子玉霰忽(たちま)ち来り忽ち歇(や)む楽天京に入つて霰に笠を叩かれつ不迷物思ふ窓を霰に叩かれき不染あられうつ石峨々(がが)として水急なり霜磧こんな類(たぐい)であります...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...玉霰(あられ)漂母(ひょうぼ)が鍋(なべ)を乱れうつ漂母(ひょうぼ)は洗濯婆(ばば)のことで...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...老武者と指やさゝれん玉霰 去来ものゝふの足で米とぐ霰かな 嵐雪嵐雪も其角に似ております...
正岡子規 「俳句上の京と江戸」
......
正岡子規 「古池の句の弁」
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