...颱風(たいふう)の名残(なごり)の驟雨(しゅうう)あまたゝび七月二十六日 玉藻俳句会...
高浜虚子 「五百五十句」
...端居(はしい)して垣の外面(とのも)の世を見居る七月二十七日 「玉藻十句集(第十八回)」晩涼や謡の会も番すゝみ八月二十一日 あるじ慰問...
高浜虚子 「五百五十句」
...雨の柚子(ゆず)とるとて妹(いも)の姉かぶり十一月十四日 玉藻例会...
高浜虚子 「五百五十句」
...日についでめぐれる月や水仙花一月二十三日 「玉藻十句集(第三十六回)」避寒して世を逃(のが)るゝに似たるかな一月二十五日 丸之内倶楽部俳句会...
高浜虚子 「五百五十句」
...蝶もとびふるさと人もたもとほり四月三日 玉藻例会...
高浜虚子 「五百五十句」
...(『玉藻』、二七、八)伝統的なもの四十年前に、俳句を引摺(ひきず)って他の文芸のあとを追うことのみを専(もっぱ)らとした一派の人があったがために、私はその蒙(もう)を啓(ひら)こうと思って、俳句は自然を詠(うた)う詩であることを力説したのであった...
高浜虚子 「俳句への道」
...(『玉藻』、二八、四)客観描写俳句とか歌とかいうものは他の文学と違っておって、大衆的なものである...
高浜虚子 「俳句への道」
...(『玉藻』、二八、一一)地獄の裏づけ私はかつて極楽の文学、地獄の文学ということをいった...
高浜虚子 「俳句への道」
...(『玉藻』、二九、四)求道ということこの頃俳句において求道(ぐどう)ということが言われておる...
高浜虚子 「俳句への道」
...(『玉藻』、二九、八)和歌と俳句言うまでもなく和歌は叙情に適し、俳句は叙景に適する...
高浜虚子 「俳句への道」
...喰積(くいつみ)にとき/″\動く老の箸(はし)一月二十二日 「玉藻五句集(第四十八回)」...
高浜虚子 「六百句」
...春めくと思ひつつ執る事務多忙三月九日 「玉藻五句集(第六十一回)」好もしく低き机や雛(ひいな)の間三月十日 二百二十日会...
高浜虚子 「六百句」
...蝶あわてとびまどひをり草刈女(くさかりめ)六月十五日 玉藻吟行会...
高浜虚子 「六百句」
...障子外通る許(ばか)りや冬座敷寒菊に憐みよりて剪(き)りにけり一月三十日 「玉藻五句集(第八十二回)(第八十三回)」倉庫の扉(ひ)打ち開きあり寒雀(かんすずめ)二月五日 句謡会...
高浜虚子 「六百句」
...犬ふぐり星のまたたく如くなり三月二十七日 玉藻句会...
高浜虚子 「六百句」
...玉藻前を思い出した...
直木三十五 「南国太平記」
...玉藻(たまも)の前(まえ)の伝説などからは紫っぽい暗示をうけますが...
長谷川時雨 「平塚明子(らいてう)」
...或いは尋常の貝石玉藻の類...
柳田国男 「海上の道」
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