...「玉突場の一隅」を褒めたら...
芥川龍之介 「豊島与志雄氏の事」
...「ゴオグの死骸を載(の)せた玉突台(たまつきだい)だね...
芥川龍之介 「悠々荘」
...玉突のボーイが玉の數を數へるやうに一つ二つと彼の言葉のぼろを數へて行つた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...龍土軒の玉突場へ行つた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...渠の玉突仲間なる或鑵詰問屋の主人へかけ込んでも見たが...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...」三人はそれから近所の玉突屋へ行つたが...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...森本の誘ふままに玉突屋へ這入つた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...玉突きをしろと言いました? あの人たちの気が知れないわ...
アントン・チェーホフ 神西清訳 「桜の園」
...(エピホードフに)玉突きをしてキューを折ったかと思えば...
アントン・チェーホフ 神西清訳 「桜の園」
...玉突きをするのにキュー尻(じり)のほうを持つ手の手首を強直しないよう自由に開放することが必要条件である...
寺田寅彦 「「手首」の問題」
...玉突きのひびきが沸きたっていて...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...わたしはその安料理屋の玉突部屋へ入って行ったくらいである...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...玉突は知らぬし、囲碁(いご)も将棊(しょうぎ)も何も知らぬ...
「文士の生活」
...文藝(ぶんげい)の士(し)の余技(よぎ)の内玉突(たまつき)と寫眞(しん)とでは私(わたし)が筆頭(ひつとう)ださうだ...
南部修太郎 「寫眞と思ひ出」
...玉突き場で顔を合わせぬ日はなかったので...
平林初之輔 「謎の女」
...軽蔑してイーヴォスが玉突き場の窓を指差した...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...玉突き場の扉もあけっ放しで...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...玉突台の羅紗の上に静止している象牙の玉のようなものである...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
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