...よく方々の玉突屋へ通つた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...かの女が玉突屋兼業のレストランをやつて見ようと云ふ出來心を起した時...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...ここらには花もあれば果物もあり、愉快な人たちも住んでいて、将棋、玉突き、騎馬、散歩、魚釣りなどの遊戯機関もそなわっていた...
ストックトン Francis Richard Stockton 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...玉突台のような緑野の緩斜面だ...
谷譲次 「踊る地平線」
...両腕と胴とで玉突きをしているような仕草をする...
アントン・チェーホフ 神西清訳 「桜の園」
...(エピホードフに)玉突きをしてキューを折ったかと思えば...
アントン・チェーホフ 神西清訳 「桜の園」
...射的でも玉突きでも同様に二つの物体の描く四次元の「世界線」が互いに切り合うか切り合わぬかが主要な問題である...
寺田寅彦 「野球時代」
...後年この家の後継者はこの実験室を玉突き室に改造したそうである...
寺田寅彦 「レーリー卿(Lord Rayleigh)」
...玉突き部屋へ行って...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「グローリア・スコット号」
...遠い階下の一室から聞える玉突の音と折々(をり/\)起る人々の笑ひ声...
永井荷風 「海洋の旅」
...そして玉突に来る学生四...
永井荷風 「ひかげの花」
...贅沢(ぜいたく)な玉突場(たまつきば)の女主人に取入って...
永井荷風 「ひかげの花」
...また二人の男が玉突をやっている絵看板もあったが...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...玉突き場で顔を合わせぬ日はなかったので...
平林初之輔 「謎の女」
...ラカワナに玉突場を持っているという紳士は問わず語りに...
牧逸馬 「夜汽車」
...家の玉突では、じょうずな相手がなくてつまらない...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...頭を玉突き台へ押しつけて...
W・W・ジェイコブズ 森郁夫訳 「井戸」
...玉突きなども、少し稽古するとすぐに上手になった...
柳田国男 「故郷七十年」
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