...わが家の玄関先に玉楼を置いています...
...展望台から見る夜の都市の光は玉楼のようだ...
...玉楼に登る前に、足元の段差に気をつけましょう...
...この地域の祭りでは、玉楼踊りが伝統芸能として演じられている...
...玉楼の飾り方には、色々な意味が込められていると聞いたことがあります...
...溘焉として白玉楼中の人となれり...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...酔玉楼(すいぎょくろう)...
芥川龍之介 「湖南の扇」
...この物語を聞いた日から三日のちにY――の容態(ようたい)は急変して遂に白玉楼中(はくぎょくろうちゅう)の人となってしまったのでした...
海野十三 「壊れたバリコン」
...金殿玉楼の大政庁のことなどわかろうはずがない」そういって憮然とした面持を見せた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...金殿玉楼(きんでんぎょくろう)その影を緑波(りょくは)に流す処春風(しゅんぷう)に柳絮(りゅうじょ)は雪と飛び黄葉(こうよう)は秋風(しゅうふう)に菲々(ひひ)として舞うさまを想見(おもいみ)れば宛(さなが)ら青貝の屏風(びょうぶ)七宝(しっぽう)の古陶器を見る如き色彩の眩惑を覚ゆる...
永井荷風 「日和下駄」
...曽て漢詩の大家何某先生白玉楼中(はくぎょくろうちゅう)の人となるや葬礼に際して俄に文学博士の学位を授られたる事あり...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...金殿玉楼のもてなしとも言おうか...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...いまは白玉楼中(はくぎょくろうちゅう)に...
長谷川時雨 「九条武子」
...茅屋(ぼうおく)も金殿玉楼と思いなして訪(と)いおとずれた...
長谷川時雨 「樋口一葉」
...金殿玉楼ですよ」紙を張つた硝子窓から...
林芙美子 「浮雲」
...非倣銀海玉楼之顰」の註...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...藤相墳塋層二玉楼一...
山路愛山 「頼襄を論ず」
...ブルジョアの金殿玉楼生活だという事になるようである...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...金殿玉楼に栄燿の夢を見つくさむ事...
夢野久作 「白くれない」
...――あとの行く道は、このまま美衣美食に肥えたぬるい神経のもち主となって、大奥に寵姫(ちょうき)の数を殖やし、将来、無益で徒食(としょく)の権利だけのある子どもを幾十人も生ませ、塗炭の民の上に、金殿玉楼の、生ける身の柩(ひつぎ)をもって老いを待つだけの事でしかない...
吉川英治 「大岡越前」
...大厦(たいか)玉楼に無数の美女をあつめ...
吉川英治 「三国志」
...すばらしい金殿玉楼(きんでんぎょくろう)が見えてよ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...金殿玉楼(きんでんぎょくろう)の栄華が楽しいか...
吉川英治 「平の将門」
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