...愈(いよいよ)曲馬か玉乗りの親類らしい気がしてしまう...
芥川龍之介 「上海游記」
...その頃の浅草公園と云えば、名物が先ず蜘蛛男(くもおとこ)の見世物(みせもの)、娘剣舞に、玉乗り、源水の独楽廻(こままわ)しに、覗きからくりなどで、せいぜい変った所が、お富士さまの作り物に、メーズと云って、八陣隠れ杉の見世物位でございましたからね...
江戸川乱歩 「押絵と旅する男」
...受けて呉(く)れるわね」美人玉乗りのお花(はな)が...
江戸川乱歩 「踊る一寸法師」
...美人玉乗りのお花は...
江戸川乱歩 「踊る一寸法師」
...この玉乗りのガラス玉を...
江戸川乱歩 「鏡地獄」
...浅草の観音堂から玉乗り...
高浜虚子 「子規居士と余」
...玉乗りなんて今でもあるのかとちょっと魂消(たまげ)て聞くと...
高見順 「如何なる星の下に」
...玉乗りのため妙な腰つきになったのか...
高見順 「如何なる星の下に」
...評判の江川の玉乗りにタッタ三銭を惜しみたまわぬ方々に満たされて囃子(はやし)の音ただ八(や)ヶまし...
寺田寅彦 「半日ある記」
...幕の外に出ている玉乗りの女の異様な扮装(ふんそう)や...
徳田秋声 「足迹」
...見事な猫の玉乗りです...
豊島与志雄 「金の目銀の目」
...つづいて伝法院の横手や江川(えがわ)玉乗りの裏あたりからも追われて来るものが引きも切らず...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...此頃誠太郎はしきりに玉乗りの稽古をしたがつてゐるが...
夏目漱石 「それから」
...この頃誠太郎はしきりに玉乗りの稽古(けいこ)をしたがっているが...
夏目漱石 「それから」
...まだ奥山に見世物も玉乗りもなかった頃――「左様」「お立寄り下さいませ...
野村胡堂 「十字架観音」
...そして奥山の玉乗りを見せよう...
眞山青果 「茗荷畠」
...玉乗り娘のあわれに加ろうと思つた...
室生犀星 「洋灯はくらいか明るいか」
...玉乗りの果てに至るまで日本人はそうなんだから...
横光利一 「旅愁」
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