...玄関番が客を出迎えた...
...玄関番の仕事は重要だ...
...玄関番として働くことになった...
...玄関番から丁寧な挨拶を受けた...
...玄関番が不在で、代わりに家主が出迎えた...
...例のようにどこの玄関番かと思われる風体(ふうてい)をして...
有島武郎 「或る女」
...綾羅(りようら)錦繍(きんしゆう)の姫様(ひいさま)が玄関番(げんくわんばん)の筆助君(ふですけくん)にやいの/\を極(き)め込(こ)んだ果(はて)の「ヱロープメント」...
三文字屋金平 「為文学者経」
...新裁下(したておろ)しのセルの単衣(ひとえ)に大巾縮緬(おおはばちりめん)の兵児帯(へこおび)をグルグル巻きつけたこの頃のYの服装は玄関番の書生としては分に過ぎていた...
内田魯庵 「三十年前の島田沼南」
...使用人同様の玄関番の書生の身分で主人なり恩師なりの眼を窃(ぬす)んでその名誉に泥を塗るいおうようない忘恩の非行者を当の被害者として啻(ただ)に寛容するばかりでなく...
内田魯庵 「三十年前の島田沼南」
...嘘と思ったら玄関番と携帯品預り係に聞いて下さい」「しかし玄関からでなくとも外出する方法はあるでしょうからね」検事がこういうと...
海野十三 「地獄の使者」
...玄関番につかっているといううわさをきいたことがあるのです...
江戸川乱歩 「宇宙怪人」
...玄関番の書生に尋ねると...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...玄関番はまた表へ飛び出して来た...
薄田泣菫 「茶話」
...夫人の夫は昔浜田家の玄関番をしつつ通学させて貰ったと云う恩義があるのだそうである)報告書の記載は大体以上で尽きているが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...玄関番もおかず、名刺もいらぬ...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...──父は家を出ると大社の近くの医院に書生に住みこみ、玄関番、薬局係、診察や手術の助手、往診のカバン持ちを一手に引き受け、夜に先生の医書を借りて勉強をする...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...玄関番に聞くと、娘はいるが、ルルゥはまだ帰らないといった...
久生十蘭 「青髯二百八十三人の妻」
...玄関番のお馬の部屋へ寄って...
久生十蘭 「魔都」
...そんなら、ちょっと、待っとれ」「それから、これは、ほんの御挨拶の印で……」金五郎がさし出した鯛の皿を、玄関番は、せせら笑う眼つきで見下したが、面倒くさそうに抱えあげて、奥に、入った...
火野葦平 「花と龍」
...」と玄関番はつけ加えた...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「鼻」
...毛皮や羅紗の外套が玄関番の大男の前をつづいて通った...
プーシキン Alexander S Pushkin 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...玄関番の表情にありありと下劣なものが浮んだ...
本庄陸男 「石狩川」
...玄関番が鐘を鳴らした...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
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