...玄関番が客を出迎えた...
...玄関番の仕事は重要だ...
...玄関番として働くことになった...
...玄関番から丁寧な挨拶を受けた...
...玄関番が不在で、代わりに家主が出迎えた...
...玄関番の書生が主人を先生と呼ぶようなものだ...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...そして先ず玄関番の書生の方に目を向けた...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...玄関番は商人(あきんど)の前に片手を拡げてみせた...
薄田泣菫 「茶話」
...玄関番はまた表へ飛び出して来た...
薄田泣菫 「茶話」
...夫人の夫は昔浜田家の玄関番をしつつ通学させて貰ったと云う恩義があるのだそうである)報告書の記載は大体以上で尽きているが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...会場伊吹へ(物貰ひと思はれて玄関番に断られたりして)...
種田山頭火 「旅日記」
...たかが玄関番の書生から家庭の内幕を聞き出したと云われては自分の品格にかかわるのと...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...静枝には海老茶袴(えびちゃばかま)をはかせて玄関番をさせ...
長谷川時雨 「市川九女八」
...玄関番のお馬婆のしらせで二名の官憲が乗込んで来た...
久生十蘭 「魔都」
...玄関番のお馬の部屋へ寄って...
久生十蘭 「魔都」
...山下組の玄関番のような...
火野葦平 「花と龍」
...ピス、ピス、ピス、ピス……」ふりかえると、先刻の玄関番が、鯛をのせた皿を両手にかかえて、しきりに、呶鳴っている...
火野葦平 「花と龍」
...「どういう用向きですか?」「判官どのにお会いしたい」「どういう用向きですか――」と繰りかえして玄関番はのっそり立って来た...
本庄陸男 「石狩川」
...玄関番の表情にありありと下劣なものが浮んだ...
本庄陸男 「石狩川」
...ボーラスの玄関番(ブラツク)は...
牧野信一 「南風譜」
...いはば玄関番の別棟屋敷である...
三好達治 「オルゴール」
...玄関番の歯太郎(はたろう)さんが能(よ)く噛砕(かみくだ)いてよこしてくれればいいけれども...
村井弦斎 「食道楽」
...牛込横寺町の尾崎紅葉の玄関番をしばらくしていた...
柳田国男 「故郷七十年」
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