...玄石は急に憂鬱(ゆううつ)になった...
平林初之輔 「二人の盲人」
...二玄石には、美しい妻があった...
平林初之輔 「二人の盲人」
...四「玄石君いるかね」藤木の声が玄関に聞こえた...
平林初之輔 「二人の盲人」
...玄石は瞑想から覚めて...
平林初之輔 「二人の盲人」
...「苦しそうだね、玄石君、注射をしなくても大丈夫かい?」「つい一時間ばかり前からなんですよ...
平林初之輔 「二人の盲人」
...なまめかしい脂粉(しふん)の香(にお)いが玄石の鼻をうった...
平林初之輔 「二人の盲人」
...玄石は、小さい硝子瓶(ガラスビン)を猫板の上にのせて、注射器を取り上げた...
平林初之輔 「二人の盲人」
...玄石は、ちょっと額に皺(しわ)をよせて、首をかしげた...
平林初之輔 「二人の盲人」
...「これでいいでしょうか?」玄石は無言でそれをうけとった...
平林初之輔 「二人の盲人」
...玄石の心を狂乱させた二人の秘密は...
平林初之輔 「二人の盲人」
...子珍事由を語ると、その人我は渤海(ぼっかい)郡の生まれ、李玄石と名づく、やはり辺先生の所へ学びに往く、かく道伴れとなる已上(いじょう)は兄弟分になろうと言い出たので、子珍も同意し、定州に至り飲酒食肉し、死生、貴賤、情皆これを一にせんと誓いおわって辺先生を訪い入門した...
南方熊楠 「十二支考」
...子珍その才の玄石に劣れるを知り...
南方熊楠 「十二支考」
...後(のち)子珍と同族で、同地生まれの王仲祥という人来合せ、まず先生に謁し、次ぎに子珍の宿に止まり、李玄石を見、翌日別れに臨み、子珍に、汝の友玄石は鬼(き)だ、生きた人でないと告げると、子珍、玄石はこれ上聖の聖で、経書該博ならざるなく、辺先生すらこれを推歎す、何ぞこれを人でないと言うべきと答えた...
南方熊楠 「十二支考」
...夜に及んで仲祥の言に従い試みると、暁に及び果してその通りだったから、翌日玄石に、君は鬼だという噂(うわさ)がある、本当かと問うと、玄石、誠に我は鬼だ、この事は仲祥から聞いただろう、我冥司に挙用されて、泰山の主簿たらんとするも、学薄うして該通ならず...
南方熊楠 「十二支考」
...子珍すなわち辺先生を辞し、家に帰って父を見るに、なお息しいるので、火急に酒脯銭財を郊に致(いた)し、祭り、三たびその名を呼ぶと、玄石白馬に乗り、朱衣を著(つ)け、冠蓋(かんがい)前後騎従数十人、別に二人の青衣あって節を執って前引し、呵殿(かでん)して来り、子珍相(あい)見(まみ)えて一(いつ)に旧時のごとし...
南方熊楠 「十二支考」
...玄石、子珍に語るよう、汝眼を閉じよ、汝を伴れ去って父を見せようと...
南方熊楠 「十二支考」
...玄石サアこれだ、我は役所に入って判決するから、汝はしっかりやれと言うて去った...
南方熊楠 「十二支考」
...玄石が言うたところの白衣は白鶏の毛...
南方熊楠 「十二支考」
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