...河童はいつも獺(かはうそ)を仮設敵にしてゐると云ふことです...
芥川龍之介 「河童」
...そこへこの国にゐた獺が一匹...
芥川龍之介 「河童」
...僕はこの獺を相手に河童の戦争した話に少なからず興味を感じました...
芥川龍之介 「河童」
...獺はもちろん死んでしまいました...
芥川龍之介 「河童」
...獺(かはをそ)が引いて行(い)くんですつて...
芥川龍之介 「動物園」
...獺(かわうそ)などを用いてそれをしらべたりしていましたが...
石原純 「杉田玄白」
...揖斐川の獺(かわうそ)の...
泉鏡花 「歌行燈」
...そこにも川獺の怪異が伝わっていた...
田中貢太郎 「築地の川獺」
...私がこの店の前を通る一瞬間前に美しい川獺を母親として生れた...
富永太郎 「断片」
...鷹だの狼だの獺だのの靈が哀れなシャクにのり移つて...
中島敦 「狐憑」
...獺(かはうそ)の皮を剥がない...
中島敦 「狐憑」
...多分お濠に棲んでいる獺の悪戯(わるさ)であろう...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...(八月二十七日)百八○『ホトトギス』第五巻第十号にある碧梧桐の獺祭書屋(だっさいしょおく)俳句帖抄評の中に砂浜に足跡長き春日かなを評して自分の足跡だか...
正岡子規 「病牀六尺」
...獺(かわうそ)を媒(なかだち)として文通するを...
南方熊楠 「十二支考」
...よく獺(かわうそ)がうしろの川で鮭をとりそこなったりして夜中に水音を立てたということなどを聞いた...
室生犀星 「幼年時代」
...私も川獺は幾たびか見かけたし...
山本周五郎 「青べか物語」
...川獺にでも追われたのであろう...
山本周五郎 「お繁」
...この城地の奥には狐狸(こり)や河獺(かわうそ)のたぐいが多く棲むと申すこと故...
吉川英治 「江戸三国志」
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