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饗庭篁村 「木曾道中記」
...人も獸もあらずなりて...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...夜と云ふ暗い獸的な氣分がみなぎつて...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...二 獸類と鳥類...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...つどへよ獸(けもの)...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...コロボツクルは獸の皮抔(かはなど)を以て衣服を作りし事も有らん...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...一個の打製石斧(だせいせきふ)もコロボックルの爲には建築、造船、獸獵、爭鬪に際して、極(きわ)めて肝要(かんえう)なる役目を勤めしなるべし...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...獸類(けだもの)らしうも見(み)ゆる見(み)ともない振舞(ふるまひ)! はてさて...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...あとをしば/\振りる獸の徐々に去る如し...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...猛獸を 65恐るゝ故に...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...されど猛獸驅り使ふ彼の妹アルテミス...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
... 485麋鹿並びに猛獸を屠ふることこそ優(まし)ならめ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...あんな音(ね)を上げたあとじゃ人間誰しも野獸になっちまうものさ!……』『ふうむ! 奴は...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...曰く道理に拘泥せずして盲進する獸力是れなり彼れの衣貌は寧ろワザとらしき躰裁を示すに非ずや彼れは一髮を櫛るにも...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...その猛獸に當るのが...
中島敦 「山月記」
...縁側に撒(ま)いた灰の上へ獸(けだもの)の足跡を拵へたのですが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...わたしは獸(けだもの)のやうに靴をひきずりあるいは悲しげなる部落をたづねてだらしもなく懶惰(らんだ)のおそろしい夢におぼれた...
萩原朔太郎 「定本青猫」
...或る所では家を立て始める時斧を使ひ初める大工が或る鳥又は獸の名を呼ぶ...
南方熊楠 「人柱の話」
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