...又此の如くにして身を猛獸若しくは惡人に供養したために...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...夜と云ふ暗い獸的な氣分がみなぎつて...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...義雄の詩集と「半獸主義」と「新自然主義」との廣告ばかり...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...これ誠に獸のみ...
大町桂月 「親子遠足の感」
...禽獸的生活(きんじうてきせいくわつ)と罵(のゝし)つて...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...禽獸草木と其命を等しうせんとするものなり...
高山樗牛 「人生終に奈何」
...猛獸二頭襲ひ來て...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...牧人は可憐の群が猛獸の餌食となるを救ひ得ず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...曰く道理に拘泥せずして盲進する獸力是れなり彼れの衣貌は寧ろワザとらしき躰裁を示すに非ずや彼れは一髮を櫛るにも...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...或は釋草より釋獸に至る各篇は元來詩其他の古書の解釋として先づ出來てゐたのに對し...
内藤湖南 「爾雅の新研究」
......
中島敦 「河馬」
...昔時ハ禽獸ハ唯本能アリテ、智ハ唯人ニノミ存シテ本能ナシト云説ナリケレドモ、近世ノ發明ニテハ、禽獸ノ本能ハ、譬ヘバ書畫ヲ能クスル者ハ、臂ノ神經ニ其作用備ハリ、歌謠ヲ能クスル者ハ、喉ノ作用ニ其作用備ハルガ如シ...
西周 「人智論」
...反抗することのできない檻の中の猛獸の諦めがあるやうでもあります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...猛獸(もうじゆう)の害(がい)を避(さ)けるためであつたでせう...
濱田青陵 「博物館」
...この石匙(いしさじ)は獸(けだもの)の皮(かは)を剥(は)ぐために使用(しよう)したものに相違(そうい)ありません...
濱田青陵 「博物館」
...そして沙漠のやうなところで獸めいたものが格鬪してゐるのだつた...
堀辰雄 「プルウスト雜記」
...私は私の中にある猛獸にせん方なく毎日餌をあたへてゐるやうなものです...
室生犀星 「帆の世界」
...野獸のやうに咆え立てた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
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