...五 獸皮で球形に作り左の手につける...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...『やい開(あ)けろ!開(あ)けろ!開(あ)けんか! 開けんなら戸(と)を打破(ぶちこは)すぞ!人非人(ひとでなし)!野獸(けだもの)!』『開(あ)けろ!』アンドレイ...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...さうして下界のおそろしい猛獸は全部この女神の家來である...
太宰治 「お伽草紙」
...老婦は木の多い山、産物の豐富な山、淳良な氣風の里の話をすると共に、危い崖、恐ろしい猛獸、凄しい山海嘯の話などをした...
田山花袋 「歸國」
...山に住んでゐる獸は...
田山花袋 「日光」
...原料(げんれう)として用ゐたるは獸皮或は織物(をりもの)ならん...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...他地方に在つては主として獸皮...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...弓矢は鳥獸獵(てうじゆうれう)に於ても用ゐられしなるべく...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...獸王たけりて牧場を再び跳り飛ぶ如し...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...牽けば獸の角の端(はし)...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...此卦は元來獸畜の意味であつたに相違ないのであるが...
内藤湖南 「易疑」
...野蠻人(やばんじん)の猛獸脅(まうじうおど)しから起つたとも言ひますが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お前は何んといふ獸物(けだもの)だらう』と下女のお松に野良犬のやうに追つ拂はれます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...猛獸の足跡を拵(こさ)へるほどの...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一角獸の目をもつて世界を見て居た...
萩原朔太郎 「本質的な文學者」
...不幸な寂しい野獸だつた...
萩原朔太郎 「室生犀星に與ふ」
...獸(けもの)のような顏(かほ)で...
本多靜六 「森林と樹木と動物」
...山(やま)に棲(す)む獸(けもの)や鳥(とり)や小魚(こうを)のお話(はなし)でした...
本多靜六 「森林と樹木と動物」
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