...忽ち角聲獵(かり)を報ず...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...漁獵者(ぎよりようしや)には島(しま)の晴雨計(せいうけい)と名(な)づけられてゐるストロムボリが見(み)える...
今村明恒 「火山の話」
...ぬすみに獵(あさ)る蜑が子の氷雨(ひさめ)もよひの日こそ來れ...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...2.一隊の獵人が馬に乘つてやつてくる...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...何時でも拔いだことの無い獵虎(らつこ)の帽子をとつてだらだらと流れる汗を拭いて居る...
長塚節 「炭燒のむすめ」
...時々(とき/″\)獵(かり)に連(つ)れて行(ゆ)く事(こと)や...
夏目漱石 「門」
...何か素晴らしい獲物をくはへて來た獵犬を迎へる主人の態度――と言つた調子です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――獲物を咥(くは)へた獵犬のやうな顏を見ると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「親分」ガラツ八は獲物の匂ひを嗅いだ獵犬のやうにいきり立ちました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...斯(か)うなると獲物を見付けた獵犬の本能が目覺めて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その春ごろ、東京から歸つてきた弟の五郎は、やつと村に落ちつくやうになつても、すこしも家業に身を入れず、夏には學生たちを誘つて小諸(こもろ)へ酒をのみにいつたり、冬は冬で、獵に夢中になり、ジャックといふ犬をつれて出たまま、何處へ獵にいくのか、二日も三日も歸つて來ないことがあつた...
堀辰雄 「ふるさとびと」
...今は獵犬どもまでも一緒にはひり込んだ...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「「マルテ・ロオリッツ・ブリッゲの手記」から」
...後者は獵臘などの字の旁(つくり)にて「ろふ」「れふ」の音なり...
正岡子規 「墨汁一滴」
...もと漁夫獵人の話しを以て記したる物のみなれば...
松浦武四郎 「他計甚※[#「麾」の「毛」に代えて「公の右上の欠けたもの」、第4水準2-94-57](竹島)雜誌」
...獵船八艘を失へり...
松浦武四郎 「他計甚※[#「麾」の「毛」に代えて「公の右上の欠けたもの」、第4水準2-94-57](竹島)雜誌」
...七月上旬皈帆の節獵舟獵具等を小屋に納め置...
松浦武四郎 「他計甚※[#「麾」の「毛」に代えて「公の右上の欠けたもの」、第4水準2-94-57](竹島)雜誌」
...近(ちか)くで一發(ぱつ)の獵銃(れふじう)の音(おと)が響(ひゞ)いたやうだつけ...
水野仙子 「日の光を浴びて」
...なほ吾妻鏡とか隨聞私記とかいふ當時のものを捗獵し...
吉川英治 「折々の記」
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