...素(もと)より魚を獲るにあれども...
石井研堂 「研堂釣規」
...男を獲るような行為をする...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...後者はただ無益な労働をしたのみで毫(ごう)も獲るところのなかるべきは当然である...
丘浅次郎 「動物の私有財産」
...その生涯の大部分を単に低級な必要物と安楽とを獲ることに汲々としているのならば...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...獲るのも躊躇(ちゅうちょ)させられるほど大まじめで...
高村光太郎 「蝉の美と造型」
...二三日鮭を獲ることを見合せと云った旅僧の姿と...
田中貢太郎 「鮭の祟」
...市中の游侠児(あそびにん)は佳(よ)い促織を獲ると篭(かご)に入れて飼い...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「促織」
...「ここを以て罪を獲るは万々辞せざる所なり」といいて已(や)みぬ...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...急に意欲のある自由を獲るに至り...
戸坂潤 「友情に関係あるエッセイ」
...金を獲るには僕の身としては書くのが一番の捷径(しょうけい)であろう...
永井荷風 「申訳」
...肝心の獲る方を忘れていたのかもしれない...
中谷宇吉郎 「農業物理学夜話」
...パンを獲るまでは...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...それからそれを獲るまでの長い長い間の苦悶と葛藤とを...
水野仙子 「響」
...七斛(ごく)を獲る者あり...
南方熊楠 「十二支考」
...その礼に美しい騎士を良人としてアーサから獲る...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...婦を獲ることが難かつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...お城をお出になるのでしょう」「勝利を獲るために出て戦うので何も好んで死地へ行くわけではないよ」「……でも...
吉川英治 「三国志」
...網の中から魚を獲るようなものと...
吉川英治 「新書太閤記」
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