...彼は獣的な力で相手を一撃で倒した...
...獣的な直感で、何かが起こる予感がする...
...彼女は獣的な美しさを持っている...
...あの映画は獣的な残酷描写があるので、苦手な人は見ない方がいい...
...彼は獣的な食欲でたくさんの肉を食べた...
...殊にカリフォルニアで彼等を扱う非基督教的にして野獣的な方法は...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...北清事変で各国の軍隊が各警備の縄張りをきめたこの時ほど西欧の軍隊の野獣的なる行為に比べ皇軍の仁愛あふるる軍規と施設の真価が発揮せられた事はあるまい...
石原莞爾 「戦争史大観」
...呉子さんは野獣的な今の世に...
海野十三 「振動魔」
...自然を尊ぶというその自然の意義が進化の初程(しょてい)に於ける獣的生活の状態を指すものであるならば...
大隈重信 「現代の婦人に告ぐ」
...無検束なる獣的自由などを慕っては...
大隈重信 「現代の婦人に告ぐ」
...禽獣的生活(きんじゅうてきせいかつ)と罵(ののし)って...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...生れつきの本能が食肉獣的なので...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「オスカー・ブロズキー事件」
...すべてそういう曖昧(あいまい)な多少獣的な雰囲気(ふんいき)に...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...獣的な美がないでもない...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...こうなると人間は獣的嗜慾(アニマルアペタイト)だけだから...
二葉亭四迷 「予が半生の懺悔」
...中年になって真面目になったその私が再び女に手を出す――全く獣的生活に落ちて...
二葉亭四迷 「予が半生の懺悔」
...いまもし君が、こういうようなすべての事がらに加えて、部屋がへんに乱雑になっていたことを正しく考えてみるなら、僕たちはいよいよ、驚くべき敏捷さ、超人間的な力、獣的な残忍性、動機のない惨殺、まったく人間離れのした恐ろしい奇怪な行為、いろんな国の人たちの耳にも聞き慣れない調子の、はっきり理解できる言葉がひと言も聞きとれなかったという声、などの観念を結びつけるところまできたのだ...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「モルグ街の殺人事件」
...その狂暴残虐なこと言語に絶し屍体はすべて野獣的に切断され...
牧逸馬 「女肉を料理する男」
...彼らの獣的暗愚の方が...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...段々獣的になる典六の顔...
山中貞雄 「中村仲蔵」
...天地自然の大法を知らざる物質万能の畜獣的暗昧者ともいうべきものだ...
横光利一 「馬車」
...平常は程よくつつみかくしている獣的な個性までを遺憾(いかん)なくさらけ出して惜しまないことも...
吉川英治 「江戸三国志」
...アフリカの土人は半獣的な野蛮人である...
和辻哲郎 「アフリカの文化」
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