...猶々(なおなお)...
太宰治 「地球図」
...何が気に入らなくつてさ様の事を申のぢや」いはれて猶々涙ごゑで「何の勿体ない...
田澤稲舟 「五大堂」
...猶々(なおなお)先般来小生の如き者に寄せられたる御家族一同の御好意の数々は感激に堪えない...
谷崎潤一郎 「細雪」
...猶々(なお/\)有難い事であると云っている...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...捕へる事は猶々(なほ/\)出来ず...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...猶々些事に候へども種彦の祿高は寛政重修諸家譜にて判然候べく...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...ソレカラ猶々(なおなお)本所中ガ従ッタヨ...
中里介山 「大菩薩峠」
...猶々以上の外公表を憚る錯雑せる事情之有...
久生十蘭 「金狼」
...猶々つづいて母親の声がする...
宮本百合子 「一太と母」
...ずっとあの調子でしょう? 猶々油断なさらないで下さい...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...猶々...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そうでしょう? どうぞ猶々お大切に...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...その上にも猶々お大切に...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...折角風邪ひかずにいらっしゃるのですから猶々お大切に...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...あとがなかなか疲れますから猶々お大事に...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...「猶々昌平辺先生へも一日参上仕候而御暇乞等をも可申上存居申候...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...猶々(なおなお)...
吉川英治 「日本名婦伝」
...猶々(なおなお)...
吉川英治 「宮本武蔵」
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