...彼は火鉢の猫板に凭りかかって...
池宮城積宝 「奥間巡査」
...猫板の上に置いたのを偸見すると...
心猿 「荷風翁の發句」
...それから湿(しと)った塩煎餅(しおせんべい)を猫板の上へ出した...
徳田秋声 「新世帯」
...玄関の火鉢の猫板によりかかって...
豊島与志雄 「変な男」
...猫板の上の涙を拭き取った...
豊島与志雄 「変な男」
...」と猫板(ねこいた)の上に載せながら...
永井荷風 「雪解」
...長火鉢の猫板の上に置いた平次...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...長火鉢の猫板の上へ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...火鉢の猫板の上にひろげます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お静はそっと二本目の銚子を猫板の上に載せるのでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...猫板(ねこいた)の上に頬杖を突くのでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...猫板の上にかつん...
林芙美子 「朝夕」
...ちやうど彼女等の要求するほどの金を長火鉢の猫板の上にそつと置いた...
室生犀星 「蒼白き巣窟」
...彼女は菓子の袋を猫板の上におきながら...
室生犀星 「蒼白き巣窟」
...掃除のゆきとどいた黒柿のへりや猫板などに...
室生犀星 「蒼白き巣窟」
...人差指に巻きつけていた浅黄の茶布巾を猫板の上へおいて...
矢田津世子 「神楽坂」
...猫板(ねこいた)などを撫(な)でた...
山本周五郎 「さぶ」
...猫板の附いた火鉢の上に載せるのをよく見受けた...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
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