...猩々(しやうじやう)あの猩々(しやうじやう)の鼻の上には...
芥川龍之介 「動物園」
...最も下にかたまりて猩々岩となる...
大町桂月 「妙義山の五日」
...黒猩々の事ばかしである...
薄田泣菫 「茶話」
...………何でもこの間からお嬢ちゃんが猩紅熱(しょうこうねつ)でお臥(やす)みになっていらっしゃいますそうですが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...出発の前日になって上の男の子が猩紅熱(しょうこうねつ)に罹(かか)ってしまった...
徳永直 「冬枯れ」
...この猩々爺(しょうじょうじい)さんが...
豊島与志雄 「天狗の鼻」
...猩々は再び立ち上って仮面(めん)の下より...
中里介山 「大菩薩峠」
...少なくとも猩々に嫌疑がかかりやすくなるだろう...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「モルグ街の殺人事件」
...その鞭を見ると猩々はたちまち部屋の扉から跳び出し...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「モルグ街の殺人事件」
...この後のほうの考えから彼はなおも猩々のあとを追った...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「モルグ街の殺人事件」
...血を見ると猩々の怒りは狂気のようになった...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「モルグ街の殺人事件」
...猩々数百群を成す...
南方熊楠 「十二支考」
...『礼記(らいき)』に〈猩々善く言えども禽獣を離れず〉など支那に古く知れたものでもと支那の属国交趾(こうし)に産したらしい...
南方熊楠 「十二支考」
...脳の構造一番人に近いオラン・ウータンを猩々に当て通用するが...
南方熊楠 「十二支考」
...大瓶猩々の謡に「あまたの猩々大瓶に上り...
南方熊楠 「十二支考」
...只見二猩紅亂點一...
南方熊楠 「蓮の花開く音を聽く事」
...猩猩緋(しやう/″\ひ)の上衣(うはぎ)を黒の上に著(き)た一隊の男の児(こ)の行列...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...猩々(しょうじょう)を舞え」と...
吉川英治 「新書太閤記」
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