...「猟夫をしている友達がいるよ」...
...「昔、猟夫が山から帰ってこないと心配だったね」...
...「彼は猟夫として働いているそうだ」...
...「猟夫の村で暮らすのは、自然に触れられていいな」...
...「猟夫が狩りの腕前を見せてくれた」...
...二人の猟夫に逐はれたる一頭の兎となれり...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...その前に白い煙がパツと立つた――猟夫だ...
石川啄木 「札幌」
...猟夫の落した火縄忽(たちま)ち大木の梢に飛上(とびあが)り...
泉鏡花 「遺稿」
...なにびとにも断らずに去った後に猟夫が来たり見るに...
井上円了 「おばけの正体」
...彼女が猟夫を見ると必ず逃げ出した...
太宰治 「女人訓戒」
...猟夫を、見たことさえないだろう...
太宰治 「女人訓戒」
...あるいは猟夫の油断ならざる所以(ゆえん)のものを知っていて...
太宰治 「女人訓戒」
...未だかつて猟夫を見たことも無い、その兎の目が、なぜ急に、猟夫を識別し、之を恐怖するようになったか...
太宰治 「女人訓戒」
...猟夫を恐怖したのは...
太宰治 「女人訓戒」
...窮鳥(きゅうちょう)懐(ふところ)に入れば猟夫(りょうふ)もこれを殺さぬ...
新渡戸稲造 「自警録」
...ただ猟夫としては猟銃と獲物袋とを持つてゐないのが物足らぬ位である...
堀口九萬一 「フランソア・コッペ訪問記」
...音ばかりして決して射殺することができない弾丸が猟夫にとって無意味であると同様に無意味である...
三木清 「語られざる哲学」
...その声近くなる時猟夫虎の子一つを落す...
南方熊楠 「十二支考」
...母これを銜(くわ)えて巣に奔(はし)り帰りその子を(お)きてまた猟夫を追う...
南方熊楠 「十二支考」
...」基経は何時かは茅原(かやはら)と猟夫(さつお)が太刀(たち)を合わすようなことになりはしないかと...
室生犀星 「姫たちばな」
...九州南部の猟夫等の間に伝わっているのは...
柳田國男 「アテヌキという地名」
...山で猟夫が猪や鹿のたぐいや...
柳田国男 「故郷七十年」
...さまでには――と青年時代の山を見ぬ猟夫の意気にもなれない躊躇(ちゅうちょ)をなお持つのだったが...
吉川英治 「親鸞」
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