...猜疑心に満ちていた...
東健而訳 大久保ゆう改訳 「瀕死の探偵」
...必ず第三者の牽制(けんせい)やら猜疑(さいぎ)やら嘲笑(ちょうしょう)やらが介入するもののようである...
太宰治 「惜別」
...非常に猜疑心に富んで人と語る時には常に上眼遣いをして相手を見る不愉快な癖があります...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...お銀の猜疑(まわりぎ)は...
徳田秋声 「黴」
...其(そ)れでも彼等(かれら)が心(こゝろ)に深(ふか)く互(たがひ)の情(じやう)を刻(きざ)むまで猜忌(さいぎ)の目(め)を(みは)つて居(ゐ)る勘次(かんじ)を欺(あざむ)きおほせることは出來(でき)なかつた...
長塚節 「土」
...余が猜疑心(さいぎしん)はますます深くなり...
夏目漱石 「自転車日記」
...けれども当然自分の上に向けられるべき夫の猜疑(さいぎ)の眼(め)から...
夏目漱石 「明暗」
...猜疑の念を起す惧があるので...
仁科芳雄 「原子力の管理」
...ヂロリと猜疑の聴耳を立てる彼の心は目的を定めて...
牧野信一 「鏡地獄」
...ある猜疑の念を起させずにはおかなかった...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ある幸福」
...嫉妬から、猜疑心から、競爭心から、好奇心から、等々...
三木清 「人生論ノート」
...こちらの村にばかり落ることを猜(そね)んでいた...
宮嶋資夫 「恨なき殺人」
...もしや騙(だま)されるのではあるまいかと云う猜疑(さいぎ)だけは醒(さ)めている...
森鴎外 「雁」
...又余を猜疑することゝなりぬ...
森鴎外 「舞姫」
...――あらゆる種類の人間を猜疑(さいぎ)し...
吉川英治 「私本太平記」
...猜疑(さいぎ)の眸(め)をあつめて自己の陣列にこの若者を迎えた...
吉川英治 「新書太閤記」
...諜報交戦に猜疑しあっているその者自身...
吉川英治 「新書太閤記」
...両者の猜疑(さいぎ)と...
吉川英治 「新書太閤記」
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