例文・使い方一覧でみる「猜」の意味


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...屹(きっ)と疑(さいぎ)の瞳を技師に向くると同時に...   屹と猜疑の瞳を技師に向くると同時にの読み方
泉鏡花 「唄立山心中一曲」

...当時余は思えらく基督教会なるものは地上の天国にしてその内に疑憎悪の少しも存することなく...   当時余は思えらく基督教会なるものは地上の天国にしてその内に猜疑憎悪の少しも存することなくの読み方
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」

...その方の疑心(さいぎしん)は人一倍発達しているだろうからね...   その方の猜疑心は人一倍発達しているだろうからねの読み方
江戸川乱歩 「黒手組」

...なかんずく太平洋の彼岸なる北米合衆国は、我が国の勃興に最も驚愕し、疑し、戒心せる国で、近時その太平洋岸の防備をしきりに喧(やか)ましく騒ぎ立てるのは、実にこれがためである...   なかんずく太平洋の彼岸なる北米合衆国は、我が国の勃興に最も驚愕し、猜疑し、戒心せる国で、近時その太平洋岸の防備をしきりに喧ましく騒ぎ立てるのは、実にこれがためであるの読み方
大隈重信 「世界平和の趨勢」

...疑(さいぎ)心...   猜疑心の読み方
大隈重信 「平和事業の将来」

...非常に陰惨な陰気な沈鬱な執拗で吝嗇で疑心が深いという...   非常に陰惨な陰気な沈鬱な執拗で吝嗇で猜疑心が深いというの読み方
橘外男 「陰獣トリステサ」

...いまだ商業家・製造者の険悪なる疑心のごとく欧州の平安を害したるものあらざるなりと...   いまだ商業家・製造者の険悪なる猜疑心のごとく欧州の平安を害したるものあらざるなりとの読み方
徳富蘇峰 「将来の日本」

...その後は彼の陰険な疑(さいぎ)心もすっかり和らいで...   その後は彼の陰険な猜疑心もすっかり和らいでの読み方
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」

...ますます彼の疑心を尖らした...   ますます彼の猜疑心を尖らしたの読み方
平林初之輔 「二人の盲人」

...保守論者の流より之を見れば疑なきを得ず...   保守論者の流より之を見れば猜疑なきを得ずの読み方
福沢諭吉 「帝室論」

...嫉妬から、疑心から、競爭心から、好奇心から、等々...   嫉妬から、猜疑心から、競爭心から、好奇心から、等々の読み方
三木清 「人生論ノート」

...門番も疑心(さいぎしん)を起さずに応対して...   門番も猜疑心を起さずに応対しての読み方
森鴎外 「大塩平八郎」

...もっと楽に救われたろうが――城中で荒木村重からたびたび聞かされたことばによると――信長公にはこの官兵衛をいたく疑(さいぎ)しておられるとか...   もっと楽に救われたろうが――城中で荒木村重からたびたび聞かされたことばによると――信長公にはこの官兵衛をいたく猜疑しておられるとかの読み方
吉川英治 「新書太閤記」

...そうした白眼と疑(さいぎ)には...   そうした白眼と猜疑にはの読み方
吉川英治 「新書太閤記」

...噂していないか」疑(さいぎ)に尖(とが)った眼は...   噂していないか」猜疑に尖った眼はの読み方
吉川英治 「親鸞」

...疑(さいぎ)と警戒心だけに張りつめていたものが...   猜疑と警戒心だけに張りつめていたものがの読み方
吉川英治 「宮本武蔵」

...もっと続けて」「……同(トモ)ニ長干(チョウカン)ノ里ニ居リ両小嫌(ケンサイ)ナシ十四...   もっと続けて」「……同ニ長干ノ里ニ居リ両小嫌猜ナシ十四の読み方
吉川英治 「宮本武蔵」

...人を(そね)み...   人を猜みの読み方
和辻哲郎 「埋もれた日本」

「猜」の読みかた

「猜」の書き方・書き順

いろんなフォントで「猜」

「猜」の英語の意味


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