... 猛然と走り出した...
...彼は猛然と抗議した...
...敵味方を顧みず猛然と突撃する...
...彼女は猛然とテスト勉強を始めた...
...猛然と現れた強敵にブチ切れる...
...わたしはその時猛然と...
芥川龍之介 「藪の中」
...猛然として贖罪と救済とのために起ち上り...
戸坂潤 「社会時評」
...猛然と身を蜿らせ...
豊島与志雄 「現代小説展望」
...彼らはたがいに猛然と取っ組み合っていて...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...猛然として火の中より起るムクの声...
中里介山 「大菩薩峠」
...かえって猛然として牙(きば)を鳴らしました...
中里介山 「大菩薩峠」
...猛然として全身に湧き上って来る...
中里介山 「大菩薩峠」
...猛然としてお小夜の身體に飛び付きました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...八五郎が猛然としてこの仕事に取りかゝるのを見ながら...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...猛然と竜太郎の方へ殺到してきた...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...無理に絶縁されていた文学に対する私の愛は機会を得て猛然として甦(よみがえ)って来た...
三木清 「語られざる哲学」
...猛然と自分のかけられてきた師範学校的世界観の魔睡を批判しはじめる...
宮本百合子 「一連の非プロレタリア的作品」
...その心理は猛然として自己主張に変貌する...
山本周五郎 「思い違い物語」
...ヴァンダインの探偵小説作家心得なぞを読むと猛然として反抗してみたくなりますが...
夢野久作 「涙香・ポー・それから」
...自斎の体に猛然と組みついた...
吉川英治 「剣難女難」
...うっかりしちゃあいられるもンか」猛然(もうぜん)と勇(ゆう)を鼓(こ)して...
吉川英治 「神州天馬侠」
...闇に馴れた目で、それを知ると孫兵衛は、なんのこったといわんばかりの様子、前にもまして、猛然と、ふたたび、お綱へ迫ってきた...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...その小手技を、ぴしぴし封じて、武蔵が許す気色もなく、捻(ね)じ伏せかけると、「く、くそっ」猛然、この男は、生来の暴勇をふるい起し、短刀を抜いて、突っかけて来た...
吉川英治 「宮本武蔵」
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