... 猛然と走り出した...
...彼は猛然と抗議した...
...敵味方を顧みず猛然と突撃する...
...彼女は猛然とテスト勉強を始めた...
...猛然と現れた強敵にブチ切れる...
...今にも猛然と彼の喉へ噛みつきさうなけはひを示し出した...
芥川龍之介 「老いたる素戔嗚尊」
...入道相国の剛腸は猶猛然として将に仆れむとする平氏政府を挽回せむと欲したり...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...猛然(まうぜん)と思出(おもひだ)すと...
泉鏡太郎 「一席話」
...猛然と回転してくれるのじゃ...
寺島柾史 「怪奇人造島」
...勇ましい試合開始の鐘(かね)!モンクスは猛然(もうぜん)...
富田常雄 「柔道と拳闘の転がり試合」
...彼は猛然と振り向いて...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...次に猛然として湧き起るのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...猛然として切りかかる鶯谷の匕首を除け除け...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...猛然として後を追ひます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...正明は猛然と葵の前に立った...
久生十蘭 「金狼」
...やがて猛然と起きあがると乾の喉へ飛びついて行った...
久生十蘭 「金狼」
...猛然と彼の咽喉元を掴んで...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...Bは、さうだ! と独り言つやいなや、しつかりと私と私の妻の手を順に握つた後に、猛然と、その一段高い道路に駆けあがつた...
牧野信一 「素書」
...涙の底から急に浮び上った仇敵(きゅうてき)の長羅に向って猛然と勃発した...
横光利一 「日輪」
...然る後猛然と蜀軍へ突っこめ...
吉川英治 「三国志」
...「いたか」とばかり、騎馬の数人はすぐ鹿追(しかお)い構えに矢交(やつが)えをそろえて、猛然と、天皇たちへ向って驀進(ばくしん)して来た...
吉川英治 「私本太平記」
...四郎は猛然と格闘をうけた...
吉川英治 「親鸞」
...「見やがれ、うじ虫」「ござんなれだ」「ふみ潰せ」と、猛然、それに当って、さながら甲冑(かっちゅう)のない合戦を思わすような、すさまじい死闘を展開した...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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