... 猛然と走り出した...
...彼は猛然と抗議した...
...敵味方を顧みず猛然と突撃する...
...彼女は猛然とテスト勉強を始めた...
...猛然と現れた強敵にブチ切れる...
...入道相国の剛腸は猶猛然として将に仆れむとする平氏政府を挽回せむと欲したり...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...時におくれて歸り來て痛く悲み猛然と...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...神の如くに猛然と...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...去るを乗って見たまえとはあまり無慈悲なる一言と怒髪鳥打帽を衝(つい)て猛然とハンドルを握ったまではあっぱれ武者(むしゃ)ぶりたのもしかったがいよいよ鞍(くら)に跨(またが)って顧盻(こけい)勇を示す一段になるとおあつらえ通(どお)りに参らない...
夏目漱石 「自転車日記」
...猛然と接近さしたのは恐ろしいことでした...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...平次は猛然として突つかゝつて來る宗壽軒を...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...猛然と平次に斬つてかゝりました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...餌を見ると猛然と首を伸してかぶりつき...
長谷川時雨 「流れた唾き」
...正明は猛然と葵の前に立った...
久生十蘭 「金狼」
...やがて猛然と起きあがると乾の喉へ飛びついて行った...
久生十蘭 「金狼」
...期成同盟は、慎重に、作戦計画を練った後、猛然と、活動を開始した...
火野葦平 「花と龍」
...――それもはかなく、いよいよ面子(メンツ)もなく――最後の切札を選ぶとなれば――淮南(わいなん)の袁術(えんじゅつ)へすがって、無条件降伏を申し入れ、袁術の援けをかりて、猛然、反抗して来るにちがいありません」曹操は、両者の言へ、等分にうなずいて、「いずれの説も、予の意中と変りはない...
吉川英治 「三国志」
...一戦を決するまで」と、自若としていたが、もうそのとき彼方の馬煙は辺り間近に、土砂を降らせて、馬超、徳(ほうとく)をはじめ、西涼の八旗など、猛然、百歩のところまで迫っていた...
吉川英治 「三国志」
...宮の猛然たる動作が彼に勝(まさ)っていたといえよう...
吉川英治 「私本太平記」
...天魔軍(てんまぐん)のごとく猛然(もうぜん)と斬(き)りこんだ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...やりゃあがったな」禿久は猛然...
吉川英治 「新書太閤記」
...闇に馴れた目で、それを知ると孫兵衛は、なんのこったといわんばかりの様子、前にもまして、猛然と、ふたたび、お綱へ迫ってきた...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...猛然とふいに立って...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索