...清国義和団匪の暴動がますます猖獗(しょうけつ)をきわめてきた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...一時は猖獗(しょうけつ)をきわめても...
高見順 「いやな感じ」
...また昭和七年夏刊行の新詩集『アジアに叫ぶ』の序の中に『今日思潮の渦卷き流るる中に唯物論及び之を基とする議論が猖獗であるのは西歐の物質的文明瓦解史上の當然の數かも知れぬが世道人心の上に最も有害のものは是である...
土井晩翠 「「雨の降る日は天氣が惡い」序」
...その状またすこぶる猖獗(しょうけつ)なり」と...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...「うう朝鮮か……東学党(とうがくとう)ますます猖獗(しょうけつ)……なに清国(しんこく)が出兵したと……...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...この道徳文化の猖獗は確かに一種の認識を促進する...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...流行感冒が猖獗で家族も臥蓐しているといったので...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...加ふるに黄熱病が猖獗を極めてゐて...
中原中也 「デボルド―※[#濁点付き片仮名ワ、1-7-82]ルモオル」
...天然痘は至る処に猖獗を極めるが...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...この病気は彼らの間に恐るべく猖獗しており...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...子供なかんずく下層階級の子供の間に猖獗を極めるところでは...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...径五寸の田虫が地図のように猖獗(しょうけつ)を極(きわ)めていた...
横光利一 「ナポレオンと田虫」
...加ふるに北越の反勢日を追ひて猖獗ならんとす...
與謝野禮嚴 「禮嚴法師歌集」
...いよいよ猖獗(しょうけつ)して...
吉川英治 「黒田如水」
...逆徒の猖獗(しょうけつ)にまかせて現状に至る――という状態です...
吉川英治 「三国志」
...勢いますます猖獗(しょうけつ)して...
吉川英治 「新書太閤記」
...疫痢(えきり)の猖獗(しょうけつ)にはかてません...
吉川英治 「新・水滸伝」
...その頃から倭寇は再び猖獗になった...
和辻哲郎 「鎖国」
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