...俄然(がぜん)猖獗(しょうけつ)を極(きわ)めた...
海野十三 「什器破壊業事件」
...清国義和団匪の暴動がますます猖獗(しょうけつ)をきわめてきた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...それでも天然痘や猖紅熱(しょうこうねつ)で死ぬ人の数よりは多い...
寺田寅彦 「函館の大火について」
...ああ猖獗や此敵士...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...狡黠猖獗(こうかつしょうけつ)の熟字は...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...流行感冒が猖獗で家族も臥蓐しているといったので...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...加ふるに黄熱病が猖獗を極めてゐて...
中原中也 「デボルド―※[#濁点付き片仮名ワ、1-7-82]ルモオル」
...猖々緋(しょうじょうひ)の真紅の色を...
長谷川時雨 「一世お鯉」
...アメリカの花どもがいよいよ猖獗(しょうけつ)して...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...感冒の猖獗日に増して」と必ず卦紙一二枚は時候見舞と「憚りながら拙宅一同も無事消光つかまつり居り候故偏へに御休心下され度候」といふ慇懃な御挨拶です...
牧野信一 「月あかり」
...彼らの間に猖獗(しょうけつ)を極めた...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...この病気は彼らの間に恐るべく猖獗しており...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...此年壬戌の麻疹流行が猖獗を極めてゐて...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...加ふるに北越の反勢日を追ひて猖獗ならんとす...
與謝野禮嚴 「禮嚴法師歌集」
...いよいよ猖獗(しょうけつ)して...
吉川英治 「黒田如水」
...汝南地方は黄匪(こうひ)の猖獗(しょうけつ)にまかせ...
吉川英治 「三国志」
...邪教の猖獗(しょうけつ)は...
吉川英治 「三国志」
...猖獗(しょうけつ)を逞しゅうした伊予の巣窟も...
吉川英治 「平の将門」
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