...東京駅で?」大井(おおい)は狼狽(ろうばい)したと云うよりも...
芥川龍之介 「路上」
...孰れにしても餘り突然の質問であつたので春三郎は狼狽(まごつ)いた...
高濱虚子 「續俳諧師」
...あなたのばかな情熱に狼狽(ろうばい)してしまったのです...
太宰治 「風の便り」
...私の狼狽(ろうばい)に気がつかない振りをして...
太宰治 「帰去来」
...『何処へ行らしつたの?』『ちよつとそこ?』『お寺から出ていらしつたわねえ? 貴女?』図星をさゝれて狼狽(どぎまぎ)して...
田山録弥 「百合子」
...捕方の方が狼狽(あわ)てて...
中里介山 「大菩薩峠」
...「私です」北原は静かに、外から名乗ると、「あら北原さん――どうぞ」とは言ったけれど、その狼狽ぶりは、障子一重の外で鮮かに手に取るほどなのが、来客の心を少しく不審がらせました...
中里介山 「大菩薩峠」
...加十は狼狽して急いで視線を外らそうとする間も無く...
久生十蘭 「魔都」
...すっかり狼狽してしまい...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...だから君もそう落胆イヤ狼狽(ろうばい)して遁辞(とんじ)を設ける必要も有るまい」「フフウ嫉妬(しっと)の原素も雑(まざ)ッている...
二葉亭四迷 「浮雲」
...狼狽(あわ)てて片端(かたはし)から及第のお呪(まじな)いの御符(ごふう)の積(つもり)で鵜呑(うのみ)にして...
二葉亭四迷 「平凡」
...狼狽(あわ)てて俯向(うつむ)いて了った...
二葉亭四迷 「平凡」
...狼狽(あわ)てて...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...「誰かと賭(か)けてでもいたのか」「ええ」お雪はちょっと狼狽(ろうばい)しながら...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...タッタ今まで妙に狼狽(ろうばい)していた自分の姿が...
夢野久作 「冗談に殺す」
...さすがの曹操も狼狽して...
吉川英治 「三国志」
...彼の足業(あしわざ)は虎をして狼狽させた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...狼狽と困惑は、徳島城を暗澹(あんたん)にした...
吉川英治 「鳴門秘帖」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??
