...はつと狼狽したまの悪さを辛うじて隠し得た...
武田麟太郎 「一の酉」
...私は狼狽(ろうばい)して...
太宰治 「男女同権」
...狼狽した兵士は急いで身を隠した...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...清岡は我知らず言過ぎたと心付き狼狽(うろた)えて言いまぎらしたのも...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...先生」お雪は狼狽(ろうばい)の上に...
中里介山 「大菩薩峠」
...清兵衛は狼狽して「庄吉さん...
久生十蘭 「ボニン島物語」
...いくらか狽(あわ)て気味ながら...
本庄陸男 「石狩川」
...すると野田は真赤になって狼狽しながら...
本庄陸男 「お菜のない弁当」
...意識しない動揺や狼狽など...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...伊兵衛は狼狽(ろうばい)したが...
山本周五郎 「雨あがる」
...なにかを取出したり包んだりする夫婦のひどく狼狽(ろうばい)したようす...
山本周五郎 「柳橋物語」
...自分の不覚に狼狽(ろうばい)した...
吉川英治 「大岡越前」
...狼狽をきわめて城中へ溢れ返ってきた...
吉川英治 「三国志」
...うしろのほうからです」と狼狽していう...
吉川英治 「三国志」
...狼狽(ろうばい)した程だったという...
吉川英治 「三国志」
...その狼狽した自分の挙動も...
吉川英治 「私本太平記」
...よほど狼狽(ろうばい)したとみえ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...狼狽したりする様子がないからである...
吉川英治 「宮本武蔵」
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