...この山で狼火が見られるという噂がある...
...近くの神社で狼火を見ることができた...
...狼火の光が赤く揺らめいていた...
...狼火が燃え上がるのを見て、不思議な気持ちになった...
...この地方では狼火を見ることができるチャンスがある...
...空(そら)を焦(こが)す狼火(のろし)……そして最後(さいご)に武運(ぶうん)いよいよ尽(つ)きてのあの落城(らくじょう)……四百年後(ねんご)の今日(こんにち)思(おも)い出(だ)してみる丈(だけ)でも気(き)が滅入(めい)るように感(かん)じます...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...それがすむと燃えているたきぎを狼火(のろし)のように空中高く投げつけた...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...「秋ふかしよくぞ日本に生れける」我が心は秋の水の如し!朝からポンポン狼火の音...
種田山頭火 「其中日記」
...狼火(のろし)が見えたと報告した...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...その『時期』はいつ来るんだね?」「狼火(のろし)があがったら...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...併せて詩の新興を絶叫する最初の狼火(のろし)であつたのだ...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...『陣中狼火(のろし)の法』のひとつで...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...狼火(のろし)がわりに煙をあげることにして下さらぬか」日なたの傾斜面は直角に陽(ひ)を受けるかと思われた...
本庄陸男 「石狩川」
...各所で狼火(のろし)のような分散デモを行うことを...
宮本百合子 「刻々」
...……綺麗だなあ!今井 天狗組最初の狼火だ! 日本国を焼き浄めるための...
三好十郎 「斬られの仙太」
...松代藩(まつしろはん)のお狼火方(のろしかた)の藩士が五人ほど出張して秋ぐちまでに作り上げる大仕事を督励(とくれい)していた...
吉川英治 「銀河まつり」
...五名のお狼火方(のろしかた)も冬から詰めきりで助力しているわけだった...
吉川英治 「銀河まつり」
...煙火師対お狼火方(のろしかた)の専門的な相談などが...
吉川英治 「銀河まつり」
...三種あわせると無音狼火(のろし)でも音のするのでも自由に簡単に造られる...
吉川英治 「銀河まつり」
...狼火場(のろしば)があれば...
吉川英治 「新書太閤記」
...堀尾茂助(ほりおもすけ)の打ち揚げた狼火(のろし)の音がその上で響いた...
吉川英治 「新書太閤記」
...狼火台(のろしだい)まで築かれてきた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...狼火(のろし)がわりにケシ飛ぶであろう」「ウム」うなずくと見せて――突然...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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