...彼女は問題が解決したと勘違いして、狸寝入りしてしまった...
...事件が未解決だったら、狸寝入りは許されない...
...皆が狸寝入りすると、問題は大きくなるばかりだ...
...無駄に時間をかけても、最終的には狸寝入りするのだから、早めに解決するべきだ...
...狸寝入(たぬきねいり)かしらと一歩...
海野十三 「三人の双生児」
...狸寝入の連中は、もう胸をわくわくさせ出した...
薄田泣菫 「茶話」
...狸寝入(たぬきねい)りで寝そべっているんですもの...
太宰治 「斜陽」
...これはまたつらい狸寝入(たぬきねい)り...
太宰治 「新釈諸国噺」
...ぼくの狸寝(たぬきね)をしている部屋に...
田中英光 「オリンポスの果実」
...でなければ狸寝(たぬきね)入りをするのであるが...
谷崎潤一郎 「客ぎらい」
...煙吉――それじゃあ此奴、狸寝入りか...
豊島与志雄 「囚われ人」
...降参」「どうした」狸寝入(たぬきねい)りをして待っていた七兵衛の枕許へ来たがんりき...
中里介山 「大菩薩峠」
...時刻を過ぎては狸寝入りをして...
中里介山 「大菩薩峠」
...七平と手前は禿頭がよく似ているので狸寝入(たぬきねいり)を換え玉と気が付かなかったんだ」「…………」「どうだ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...主人はお仲が来たと思い込んで狸寝入(たぬきねいり)かなんかやっていたんだろう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そのねんねこにふっさりと包まれて父の膝に狸寝(たぬきね)をしていた...
長谷川時雨 「牢屋の原」
...狸寝入りをしている...
葉山嘉樹 「乳色の靄」
...きっと狸寝入りをしてるんだろうと思って...
平林初之輔 「アパートの殺人」
...三階十四号の寝台に狸寝入りをしている時――音もなく壁の一部が滑って...
牧逸馬 「ロウモン街の自殺ホテル」
...わざとお酒に酔つた振なんかして――狸寝入りなんてすることもあるらしいのよ...
牧野信一 「お蝶の訪れ」
...狸寝入りをしてゆくといふこともあるさうだつたが...
牧野信一 「好色夢」
...最う帰らうと思つてるとお前が丁度やつて来たから狸寝入でそこにころがつて居るとお前がいろ/\にしておれを揺り起したけれどおれは強情に起きないで居た...
正岡子規 「墓」
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